老夫婦殺人事件の容疑者の中に、時効事件の重要参考人が。執念を燃やす検事・最上だが、後輩の沖野は強引な捜査方針に疑問を抱く。
一九六八年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。二〇〇〇年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。〇四年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第一位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『検察側の罪人』『仮面同窓会』『望み』『引き抜き屋1鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2鹿子小穂の帰還』など映像化された作品多数。他の著書に『犯人に告ぐ2闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3紅の影』『霧をはらう』など。二〇二二年、『クロコダイル・ティアーズ』が直木賞候補となった。
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