夏休み、俺は片想い中のサブレと夜行バスの旅に出た。彼女が口にした、ちょっと風変わりな目的のために――見知らぬ町で一緒に過ごすうち、そして会話を重ねる度に、サブレをもっと深く知った俺の中に名前のない感情たちが溢れ出てきて……。特別な夏の4日間が教えてくれた、恋だけじゃない、世界の「あと全部」を巡る物語。
『君の膵臓をたべたい』から10年――
住野よる史上、最も不器用で愛おしい恋の物語
言葉にする前の、
この瞬間だけが
永遠ならいいのに。
【登場人物】
めえめえ(瀬戸洋平)
サブレに片想いし、彼女と旅に出る高校生
サブレ(鳩代司)
命のエネルギーに惹かれる、ちょっと気にしすぎな同級生
夏休み、夜行バスに揺られ、僕らは世界の輪郭と、言葉にできない想いの行方をなぞっていく。
【書店員さんの声、続々!】
もどかしいけれど、真剣な恋、お互いを思う気持ちに心が揺れて、胸がいっぱいになった/ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理さん
「死」と「愛」と「夏休み」で、なんでこんな澄んだ物語が出来上がるんですか/未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん
住野よる作品の中で一番好き/水嶋書房くずは駅店 枡田愛さん
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