◆新連載◆
・岩井圭也「われは熊楠」
どれほど豊かな景色をその目に映していたのか? 博覧強記の超人・南方熊楠が焦がれ続けた世界の「秘密」と、狂おしき探究の日々を描いた新連載
[はじまりのことば]
自分が書かずして誰が書く――いつしかそう思い定めていた博物学者・南方熊楠の人生に、ついに挑む時がきた
・伊岡瞬「追跡」
火災現場で発見された“父親とその息子夫婦”の遺体。しかし三人は赤の他人だった。彼らが家族を装った目的とは? 世界の不穏な真実を暴くノンストップサスペンス
[はじまりのことば]
幕開けから、自分でも不安になるほど全力疾走! これまでの中で最もエンターテインメント性に富んだ作品です
◆読みきり◆
・渡辺優「死に至らぬ病」
S女子大の西愛美は、ゼミ合宿で山奥の元研究施設へ。そこはウイルス流出事故で閉鎖になったと噂の場所だった
◆インタビュー◆
作家の書き出し Vol.26 取材・構成 瀧井朝世
・万城目学
京都が生んだ、やさしい奇跡――ホルモーシリーズから十六年、京都を舞台に綴られた感動のスポーツ×青春小説の誕生
◆book trek◆
・小田雅久仁『禍』
ある日、自分の身体が…… 鬼才が産み落とした7つの悪夢
◆エッセイ◆
・須藤古都離「まだ存在しない人たちの声」
・藤田真央「指先から旅をする」
・稲田俊輔「食いしん坊のルーペ」
[第13回]好き好き懐石
[第14回]お伽の国の特級酒 あるいは毛糸玉の中のローマ
・今井真実「ひとりでまんぷく」
[第2回]妄想ホームステイ――ベルクワンダーランド
◆レビュー◆
・白石直人「世界を見渡すためのブックガイド」
[第7回]日本語と英語の不思議
◆連載小説◆
・朝倉かすみ「よむよむかたる」
喫茶シトロンの窓から店内を覗き込む若い女性。安田が見咎めると、彼女は開き直ったように口を開いた
・麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」
愛妻と離婚した僕の新居は“Z世代”の学生が集うシェアハウス。そんな中親友の長谷川が結婚すると言い出して
・大前粟生「チワワ・シンドローム」《後篇》
〈チワワテロ〉に続く一連の事件には、黒幕が? ついに明かされた新太の失踪の理由に、琴美は思わず……
・矢月秀作「桜虎の道」
司法書士見習いの桜田に託された資産家の遺言書。それを奪おうと裏社会の男が接触してきた。桜田の運命やいかに
・今村翔吾「海を破る者」
夥しい数の船でふたたび姿を現した蒙古軍。「これが最後の戦になる」と六郎たちは決死の覚悟を新たにした
・高田大介「星見たちの密書 エディシオン・クリティーク」
悩める数学徒・修理は、フランスに向かうヘルシンキ空港で不思議な車椅子の紳士と出会う。修理は紳士から、ほんのひと時荷物を預かってくれと頼まれ……
・夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
輪国の兵に連れ去られた蓮姫たち。彼らの踏み跡を追う慧海とギャルワの前に、今度は度脱屋のツェリンが現われて
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