書名(カナ) | ショウワテンノウ ダイロクブ セイダン |
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ページ数 | 376ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2012年08月10日 |
ISBN | 978-4-16-375520-5 |
Cコード | 0095 |
昭和天皇とその生きた時代を丸ごと描き出す著者のライフワーク第六部。本巻は、昭和16年の真珠湾攻撃から、昭和20年の終戦までを扱う。緒戦の快進撃もあえなく、ミッドウェー海戦、ガダルカナル、サイパン陥落、マリアナ沖海戦……と戦況は悪化の一途を辿る。軍神山本五十六を失った日本軍は、ついに無謀な特攻作戦に突き進んでいく。一方、銃後では小学生たちが疎開を強いられ、文学者や芸人たちは仕事の場を狭められていった。そして、東京大空襲、戦艦大和沈没、同盟国イタリア・ドイツの降伏、硫黄島玉砕、沖縄戦……ついに帝国の命運が尽きる日が近づいてきた。広島・長崎の原爆投下、そして「聖断」はいかに下されたのか。
昭和天皇が戦争終結に向け、自らの退位も視野に入れ軍部の説得にあたった過程が、近年さまざまな資料によって明らかになってきた。その成果を駆使しながら、著者は文芸評論家ならではのビビッドな筆で、裕仁その人の苦悩を鮮やかに描き出す。あの戦争は何だったのかを振り返るのに格好の一冊。
登場するのは、東條英機、源田実、辻政信、嶋田繁太郎、小磯国昭、山下奉文、大西瀧次郎、木戸幸一、近衛文麿、中野正剛、獅子文六、川口松太郎、武田泰淳、伊藤整、山田風太郎、無着成恭、ミヤコ蝶々、古川ロッパ、杉村春子、志ん生、スターリン、チャーチル、ルーズベルト、ヒットラー、ムッソリーニ、ボース、キャパなど数十人以上。
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