作品紹介

「銀」と「鉄砲」と「キリスト教」が、戦国武将たちの運命を変えた。
大航海時代とリンクしたまったく新しい戦国史観で綴る短編集。

作家生活30周年を迎え、歴史の新しい読み解き方を提示し続ける著者が、「戦国時代こそが、『開国』の瞬間だった!」という価値観で描いた革新的な一冊です。

表題作「海の十字架」など、六篇を収録。
1 海の十字架・大村純忠
日本初のキリシタン大名となった大村純忠は、なぜ改宗に踏み切ったのか? ポルトガルの大型帆船「ナウ」を見た純忠の決断とは。イエズス会と大村家の関わりと、貿易港「長崎」誕生秘話。
2 乱世の海峡・宗像氏貞
総勢八万の大軍を擁する大友家、覇権拡大を目指す毛利家。大国に挟まれた十四歳の宗像氏貞が選んだのは「海の民」の本道を貫く生き方だった。
3 海の桶狭間・服部友貞
その実力を認められ、織田水軍として兵を率いてくれと打診された服部友貞は、それを拒絶。「桶狭間の戦い」を経て、信長という男の神髄を知ることになる。
4 蛍と水草・三好四兄弟
瀬戸内の海運を支配して莫大な関銭や津料を得ていた三好家は八ヵ国にも及ぶ版図を誇っていたが、その栄華はある男によって崩れさる。
5 津軽の信長・ 津軽為信
室町幕府の将軍の首をすげかえた信長の行動力を知った為信は、我こそが「津軽の信長」になると決意。南部家を倒すため、為信が練り上げた「策略」とは。
6 景虎、佐渡へ・長尾景虎
家督争いの渦中にいた長尾景虎は、劣勢に立ち、佐渡へ渡り、「ある行動」を起こす。「越後の虎」になった男の出発点を描く。

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担当編集者より
日本の戦国時代は、世界においては大航海時代だった。鎖国史観ではなく、世界史の潮流を踏まえた視点でみれば、この時代に「下剋上」が起こりえたのは必然だった。
農本主義から、重商主義へと劇的に時代がかわるなかで、勝ち抜くことができた六人の戦国武将たちの出発点を描いた、著者ならではの革新的な短編集は必読です。
商品情報
書名(カナ) ウミノジュウジカ
ページ数 264ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2020年02月15日
ISBN 978-4-16-391175-5
Cコード 0093

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