単行本

銀嶺のかなた(二) 新しい国 安部龍太郎

1,980 (税込)
発売日2024年12月11日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) ギンレイノカナタ アタラシイクニ
ページ数 392ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2024年12月10日
ISBN 978-4-16-391925-6
Cコード 0093
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銀嶺のかなた(二) 新しい国 安部龍太郎

1,980 (税込)
発売日2024年12月11日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) ギンレイノカナタ アタラシイクニ
ページ数 392ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2024年12月10日
ISBN 978-4-16-391925-6
Cコード 0093

賤ケ岳の戦いの真実と天下静謐の行方は――。

直木賞受賞作『等伯』を超える安部龍太郎の野心作!
戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めた――。

織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌の利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。

本能寺で信長が斃れた後、清須会議を経ても豊臣秀吉と柴田勝家の争いは日ごと増すばかりだった。そして遂に後に「賤ケ岳の戦い」と言われる決戦で、ふたりは雌雄を決することになる。長年の恩義から、勝家のもとで前田利家・利長親子は、秀吉と対峙することになるが、決戦で思いもよらぬ事態が起こったことで!?

その後、関白となり権力の座に就いた秀吉から、最大の信頼を得た前田父子。盟友・佐々成政との死闘を経て、天下静謐のため自ら信じた道を進んでいく。そして新しい時代に向けた北陸の雄・加賀藩の礎が着々と築かれ……。

目次

第六章 金沢入城……P5
第七章 盟友対決……P91
第八章 勝者と敗者……P149
第九章 一炊の夢……P229
第十章 忠義か大義か……P295

銀嶺のかなた(二)
銀嶺のかなた(二)

担当編集者より

著者の安部龍太郎さんは、伝説のデビュー作『血の日本史』をはじめ、『等伯』『関ヶ原連判状』『信長燃ゆ』『家康』など、数多の戦国歴史時代小説を書き上げてきた第一人者です。

そんな安部さんが集大成として前田利家と利長を書くにあたっては、「大航海時代」の世界の視座に立って日本の歴史を見つめると、たとえば、

◆賤ケ岳の戦いでの前田家の敵前逃亡(裏切り)はなかった
◆秀吉が利用した朝廷の力学と律令政治の復活
◆死期を覚悟した利家が狙ったのは家康の命……

など、これまでの常識を覆す〈真実〉がはっきり見えてきたといいます。ぜひ新たな歴史観、そして躍動する物語を存分にお楽しみいただければ幸いです。

また本書のカバーは、直木賞受賞作『等伯』と同じ、能登出身の絵師・長谷川等伯の筆による国宝「楓図」(総本山智積院蔵)。桃山時代を代表する華やかな作品であり、こちらもぜひご注目ください。

著者

安部 龍太郎

1955年福岡県八女市(旧・黒木町)生まれ。久留米工業高等専門学校機械工学科卒。東京都大田区役所に就職、後に図書館司書を務める。その間に数々の新人賞に応募し「師直の恋」で佳作となる。90年『血の日本史』で単行本デビュー。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞を受賞。13年『等伯』で直木賞受賞。作品に『関ヶ原連判状』『信長燃ゆ』『迷宮の月』『家康』『ふりさけ見れば』など多数。

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