単行本

空と風と時と 小田和正の世界 追分日出子

3,190 (税込)
発売日2023年11月22日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) ソラトカゼトトキト オダカズマサノセカイ
ページ数 632ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年11月30日
ISBN 978-4-16-391781-8
Cコード 0095
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空と風と時と 小田和正の世界 追分日出子

3,190 (税込)
発売日2023年11月22日
ジャンルノンフィクション
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書名(カナ) ソラトカゼトトキト オダカズマサノセカイ
ページ数 632ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年11月30日
ISBN 978-4-16-391781-8
Cコード 0095

あの頃の時代へ連れてゆく、76年の音楽人生の記録

1970年のデビュー以来、伝説の10日間日本武道館公演などで知られるバンド「オフコース」として約20年間活躍し、その後、ソロとなり、数多くのヒット曲や心に沁みる楽曲を作り歌ってきた小田和正さん。
今年8月、史上最年長アリーナツアーの自己記録を更新。76歳となった今でも、ライブに駆けつけるファンは年間30万人を超え、広いアリーナを縦横無尽に駆け抜けながら3時間近くのライブを精力的に展開しています。
ただ、そんな小田さんの人生について、これまで詳しく語られたことはありませんでした。
本書では、著者が約20年にもおよぶ年月をかけ、小田さんの幼少期から現在までの76年の音楽人生を、本人インタビューを中心に取材。幼少期に出会った音楽、学校の帰り道、聖光学院の同級生だった鈴木康博さんとビートルズの歌をハモる楽しさを知り、音楽の道へ。13人しか観客が来なかったコンサートなど、二人のオフコースの下積み時代、五人のオフコースとなり、スーパーバンドに成長していく中での鈴木康博さんの脱退、そして四人のオフコースになるも解散……。当時のレコード業界やレコーディング風景から、「さよなら」や「眠れぬ夜」「YES-YES-YES」「ラブ・ストーリーは突然に」など大ヒットした数々の名曲の誕生秘話も明かされます。
元オフコースのメンバーの方々の貴重な証言をはじめ、盟友・吉田拓郎さんから見る「人間・小田和正の魅力」や、初期のファンクラブ会員だった作家の川上弘美さんが見た2人のオフコース時代も読みどころの一つです。
ストイックなまでに、自分の理想とする音楽を追求してきたアーティストの一大叙事詩ともいえる記録です。

■著者の追分日出子さんより
小田さんには2005年以降、繰り返しお話を伺ってきました。この約20年間の小田さんの言葉がずっしり入っています。さらに、親族、友人、音楽関係者、スタッフなど、50人を軽く超える方々に話をうかがいました。とくにオフコースメンバーの方々と、一人ずつお会いし、じっくりお話をうかがったことは貴重だと思います。オフコースの〈光と影の歴史〉について、当事者たちが語る初めての本になりました。また1970年代、音楽の世界が大きく変わっていく現場にいた人々の貴重な証言など、〈時代の中の小田和正〉を意識しました。さらに2022年2023年の全国ツアーにはスタッフのようにすべて同行、ツアーコラムを評伝の間にはさみました。多くの楽曲について、その背景を知ったうえで、改めて味わっていただこうと、結果的に、60曲もの歌詞を引用しました。小田さんの歌詞は、ご自身の心のなかを見つめ、それを言葉にしています。改めて、小田さんの音楽人生とその歌詞を味わっていただけたらと思います。

目次

序章 
第1章 小田薬局
第2章 東北大学時代
第3章 オフコース初期 1970-1975
第4章 オフコース中期Ⅰ1976-1979
第5章 オフコース中期Ⅱ 1980-1982
第6章 オフコース4人時代 1984-1989
第7 ソロになって 1989-2000
第8章 クリスマスの約束 2001-2009
第9章 会いに行く 2010-2019
第10章 さよならは 言わない 2020-2023

■全国ツアー随行記「LOOKING BACK 2022」
■小田和正バイオグラフィ
■Kazumasa Oda 掲載楽曲リスト

〈文春オンライン記事〉
前編 https://bunshun.jp/articles/-/66605#goog_rewarded
後編 https://bunshun.jp/articles/-/66606

〈文藝春秋 電子版〉https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7483
〈ダ・ヴィンチWeb〉https://article.auone.jp/detail/1/2/4/346_4_r_20231122_1700644467025877

担当編集者より

美しい歌声とハーモニー、心躍るサウンド。喜びや哀しみのすべてを包み込むような、高く心に響きわたる詞の数々……小田和正さんといえば、テレビなどメディアにはなかなか出ない、ライブのチケットは毎回人気で、当選倍率が高くなかなか取れないことでも有名です。

評伝の中では、幼少期に音楽と出会い、どのようにして自分の音楽を追求してきたのか、その音楽人生を辿ります。

著者の追分さんは、約20年もの間、時間をかけて何度も小田さんのお話を伺い、さらに2022年から2023年8月の全国アリーナツアーのすべてに同行し、チケット争奪戦の激しいスーパーライブがどうやって作られるのかをつぶさに見てこられました。
ご本人のインタビューだけでなく、小田さんのご親族、友人、盟友・吉田拓郎さんから見る「人間・小田和正」の魅力、スタッフの方々など音楽関係者の証言がたくさん出てきます。そしてバンド解散から30余年、これまであまり語られることがなかった元オフコースのメンバーの方々の貴重なお話からは、当時のレコード業界やレコーディング風景、数々の名曲、ヒット曲がどうやって生まれたのか、その楽屋裏に迫ります。

300近い楽曲の中から厳選した歌をたどりながら、風のように流れていく時代とともに感じていただける小田和正さんの人生を追体験できる作品です。

著者

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