書名(カナ) | ムロマチワンダーランド アナタノシラナイモウヒトツノニッポン |
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ページ数 | 256ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製 |
初版奥付日 | 2024年05月30日 |
ISBN | 978-4-16-391850-1 |
Cコード | 0095 |
都の路上でバクチにカツアゲ、大乱闘!
殺人事件が起きても、お上はスルー。
500年前の日本社会は、いまとまったく違っていた!
しかし一方では……、
ホームパーティーの費用はワリカン。
新興宗教の教祖さまは有料でお悩み解決。
人間、500年経っても、あまり変わっていなかった!
ホームレスから豪商への大出世もあるような、ダイナミックな社会に生きる人々は、何を考え、どんな暮らしをしていたのか。
室町から戦国時代までの中世社会を専門に研究している著者が、身近な題材を手がかりに、やさしい語り口で解説。
また、足利義満の意外な素顔、家康が隠しておきたかったルーツ、伊達政宗「ずんだ餅伝説」の虚実など、読めばビックリ、目からウロコの日本史エッセイ。
はじめに
第一章 中世は本日も荒れ模様
……現代に生きる私たちには信じられないようなハードボイルドな世界のエピソードをご紹介。
室町捕物帳/相撲の果てはケンカ/危険な舟旅
使者の役得/宗教の力/夢が現実を動かす
“日本のスイス”甲賀の里/甲賀のお尋ね者
まぼろしの鳥取城決戦/犬の命・ヒトの命
第二章 ある中世人の肖像
……荒ぶる世界に生きた人々の人生も、またダイナミックだった。室町幕府の将軍たちのひとクセも、ふたクセもある素顔もご紹介。
乞食の門次郎/楠木正成の実像/足利義満の軽口
虎の威を借る賢人/ある高僧の涙/足利義教の鶏追放令
足利義政の幻像(ドッペルゲンガー)/足利義材の影武者
能役者の心意気/異端の宗教家/500年前のお悩み相談
濃姫伝説
第三章 ルーツはここにあり?
……いまと中世は全く違うと思いきや、じつは共通するところも少なくない。身近な話題から、いまに通じる慣習、感覚をご紹介。
ワリカンと日本文化/オトナの社交場/棺桶裁判
人造人間爆誕/仏舎利を取り戻せ!/五島列島の感染症対策
新しい地図記号/百人一首の秘密/オカルト大好き
マンガと絵巻物/お国自慢の誕生/能(NO)! 倍速視聴
熱帯モンスーン日本/討ち死にの伝説
第四章 室町は遠くなりにけり
……室町時代から、戦国、安土桃山、江戸と時代が移り変わるにつれ、人々の感覚も変化してきた例をご紹介。
妖怪と×印/悲願の橋/五月の花嫁
ワタリの民―越後水滸伝―/小野小町の末路
母の家出/名前のお値段/不都合な真実
戦国“第一世代”の素顔/刺股という愛
私人逮捕の作法/室町の「文春砲」
夫婦の幸せとは/死んだらどうなる?
第五章 歴史家の頭の中
……歴史研究者は普段、どんなことを考えているのか。好きな歴史ドラマは? ひいきの武将はいるのか? 等身大の姿をご紹介。
歴史ドラマの現実味/「片目」の戦国武将
「新説」にご用心!/伊達政宗とずんだ餅
アンドロイドは古文書の夢を見るか?
歴史家の情熱/ラブホテル取締り令
学者バカ・バカ学者・エセ学者
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