インパールの戦い

ほんとうに「愚戦」だったのか

1,045 (税込)
発売日2021年07月19日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) インパールノタタカイ ホントウニグセンダッタノカ
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2021年07月20日
ISBN 978-4-16-661322-9
Cコード 0295

東のスターリングラードと呼ばれた激戦の真実

欧米で「東のスターリングラード」と称される死闘――

「白骨街道」「無謀な作戦」「日本型組織の最大の失敗例」としていまだに語り継がれる太平洋戦争時に行われたインパール作戦。指揮官の無理な命令、補給の軽視など、ともすれば、日本軍の自滅としてのみとらえられがちである。本書ではこの視点を踏まえつつ、イギリス、インドの資料や現地取材を駆使し再検証する。

香港、シンガポール、ビルマと各戦線で連戦連敗のイギリス軍と、圧倒的な兵力と勇猛果敢さで、無敵を誇った日本軍。両者の明暗はどこで別れたのか――



著者

笠井 亮平

1976年愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。専門は日印関係史、南アジアの国際関係、インド・パキスタンの政治。在インド、中国、パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務後、横浜市立大学、駒澤大学などで非常勤講師を務める。著書に『第三の大国インドの思考激突する「一帯一路」と「インド太平洋」』『インパールの戦いほんとうに「愚戦」だったのか』(ともに文春新書)、『モディが変えるインド』(白水社)、『インドの食卓そこに「カレー」はない』(ハヤカワ新書)、訳書にS・ジャイシャンカル『インド外交の流儀』(白水社)などがある。

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