永田鉄山の総力戦 川田稔

1,100 (税込)
発売日2025年10月17日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(かな) ながたてつざんのそうりょくせん
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2025年10月20日
ISBN 978-4-16-661513-1
Cコード 0295
書店在庫
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『永田鉄山の総力戦』(川田稔)
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永田鉄山の総力戦 川田稔

1,100 (税込)
発売日2025年10月17日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(かな) ながたてつざんのそうりょくせん
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 新書判
初版奥付日 2025年10月20日
ISBN 978-4-16-661513-1
Cコード 0295

総力戦の時代、日本にどんな選択があったか

昭和史に新たな光をあてる!

昭和10年、人事抗争の末、陸軍省内で殺害された陸軍の最高頭脳、永田鉄山。彼が挑んだのは「国を守るための戦争か、戦争のための国家か?」という総力戦のパラドックスだった。その永田の国家総動員体制論と、国家観として、正面からぶつかったのが美濃部達吉「天皇機関説」であった。
トランプの関税外交ひとつとっても、国家と国家が、経済、政治、外交など
総力でぶつかり合う「総力戦」は、実は現代の世界にも通じる難問にほかならない。総力戦の時代、日本にどのような選択があり得るのか?

〈ひとたび総力戦が開始されると、国家の存続、国民の安全のためには、その国の軍事、経済、政治、社会生活、文化などのすべてを動員して戦わなければならない。これが「総力戦」の出発点のはずである。ところが、総力戦を前提とすると、「国民と国家を守るための戦争」であるはずのものが、「戦争のための国家」へと反転してしまう。それは、「国家総力戦」自体がもつ不条理の反映でもあった。国家の全てを賭けて戦わなければ生き残れない、という過酷な現実にいかに対応するか、という難問が、永田のテーマだった。〉(「はじめに」より)

担当編集者より

本書を読むと、永田鉄山は、「総力戦には、国民の自発的な参加が必要だ」とも述べています。上からの指示にロボットのように従う兵士は高度化した戦場では役に立たない、とし、自立性の欠如こそ日本人の問題点だ、と。昭和の陸軍をリードした永田が、このような認識を持っていたことに驚かされますが、それがなぜ、強制的な国民総動員体制になっていくのか? ダイナミックな昭和史のドラマが描かれています。

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