真夏の犬 宮本輝

781 (税込)
発売日2018年04月10日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) マナツノイヌ
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2018年04月10日
ISBN 978-4-16-791054-9
Cコード 0193
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真夏の犬 宮本輝

781 (税込)
発売日2018年04月10日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) マナツノイヌ
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2018年04月10日
ISBN 978-4-16-791054-9
Cコード 0193

人間の悲しみと苦しみとやさしさを描いた心打つ人生の物語

野犬に囲まれた夏の日の恐怖、アル中の母と住んだ少年期……歳月の隔たりを突き抜けて甦る記憶を鮮烈に刻み付け、苦悩と慰めの交錯する人生浮かび上がらせた九つの物語。
宮本輝作品の中でも傑作中の傑作と呼び声の高い短篇集。
解説・森絵都。

目次

真夏の犬
暑い道

ホット・コーラ
階段
力道山の弟
チョコレートを盗め
赤ん坊はいつ来るか
香炉
あとがき
解説 森絵都

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担当編集者より

こんなに素晴らしい短篇集にはかつて出会ったことがない、と思わしめるほど、宮本作品の中でも傑作中の傑作と呼び声の高い短篇集です。
宮本輝さんの作品には若いころから影響を受けて育った世代のひとりとしてこの作品を新装版として世に送り出すことの幸せをかみしめています。バブル華やかりしころ、「青が散る」の世界に憧れテニスサークルに入ってみたり、「優駿」がベストセラーになると若者たちのオシャレスポットとなった競馬場に足を運ぶような青春時代を過ごしたことを思い出します。人生の折り返し地点を過ぎ、ふとしたときに宮本輝さんの作品を読みたくなります。心の中に沈殿する暗くて悲しい”澱”のようなものがある自分に気付かされる作品の数々を堪能してください。

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