書名(かな) | ちょうおん |
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ページ数 | 408ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2025年04月30日 |
ISBN | 978-4-16-391972-0 |
Cコード | 0093 |
執筆足かけ10年。宮本文学、初の歴史小説。全四巻の完結篇。
開国から明治維新・西南戦争を経て、日本の近代化が始まる激動期を、越中富山の薬売りの視点から描く。主人公・川上弥一は、薩摩藩担当の薬売り行商人から、最後は近代的製薬会社の創業を主導するまでになる――。
第四巻から時代は本格的に明治へ。近代日本が始動していく一方、西南戦争では若き薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして弥一の身辺にも、大きな出来事が起きるーー。
「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。
--磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
全四巻それぞれに違った著者直筆の「ことば」が入った初回配本限定特典「讀む藥」付。
第七十三章 琉球と清国
第七十四章 一両は一円
第七十五章 清国福州
第七十六章 岩倉使節団
第七十七章 不平士族
第七十八章 西洋時計
第七十九章 邂逅
第八十章 事業拡大開始
第八十一章 伏木の松葉屋
第八十二章 つるひこさん
第八十三章 公使館の料理人
第八十四章 列強の罠
第八十五章 大阪分社開設
第八十六章 馬上の人
第八十七章 密偵警察
第八十八章 船出
第八十九章 台湾出兵
第九十章 朱大老
第九十一章 青年の自死
最終章 西南戦争
あとがき
主要登場人物
江戸〜明治初期の単位換算表
富山の薬売りの専門用語
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