作品紹介

巨匠キングが小説への愛をこめた渾身のミステリー!

少年ピートが川岸で掘り出したのは札束と大量のノートの入ったトランクだった。父が暴走車によって障害を負ったピートの家では、毎晩のように両親がお金をめぐって喧嘩をしていた。このお金があれば家族は幸せになれるに違いない……。

だが、そのカネは冷酷な犯罪者モリスが、隠遁の大作家ロススティーンの家を襲って奪ったものだった。モリスはロススティーンの小説に執着を抱いていた。だから大事なのはノートの方――そこには巨匠の未発表の文章が大量に記されていたのだ。しかし別件で逮捕されたモリスは獄中に。ついに出所したモリスは、隠しておいた「宝」を取り戻しに川へ向かったが……。

少年に迫る犯罪者の魔手。そこに助けの手をのばしたのは、探偵事務所をたちあげた退職刑事ホッジズと仲間たちだった。

キング初のミステリー『ミスター・メルセデス』の続編登場。

担当編集者より
『IT』『ドクター・スリープ』『ペット・セマタリー』と、その恐怖を見事に映像化した作品が昨年から次々に公開されている「恐怖の帝王」ことスティーヴン・キング。しかしキングはかねてよりミステリーやクライム・サスペンスを愛好してきました。そんなミステリー愛と、キングのバックボーンになっているさまざまなアメリカ文学への愛着をひとつに凝縮したのが、2月に文庫化される『ファインダーズ・キーパーズ』です。
サリンジャーを思わせる大作家のもとから盗み出された未発表原稿をめぐって、家族思いの少年と冷酷な犯罪者が争奪戦を繰り広げます。徐々に迫る犯罪者の魔手から少年を守ろうとするのが、アメリカ最大のミステリー賞、エドガー賞を受賞した傑作『ミスター・メルセデス』に登場した退職刑事ホッジズと仲間たち。『スタンド・バイ・ミー』など、少年を描くキングの筆の見事さには定評がありますし、一方で異常な性格の悪漢を書くのは「恐怖の帝王」の得意技です。そんなキングらしい見事な物語に加え、本書では少年も犯罪者もともにアメリカ文学のファンで、二人を通じてキングがアメリカ小説の名作たちへの敬愛をうたう場面があちこちに登場します。
小説を愛するひとなら共感する仕掛けをいくつも仕掛けて巨匠が贈るサスペンスフルなミステリー。「ミスター・メルセデス シーズン3」としてドラマ化もされた一気読みのエンタテインメントにしあがっています。(担当SN)
商品情報
書名(カナ) ファインダーズ キーパーズ ジョウ
ページ数 336ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2020年02月10日
ISBN 978-4-16-791448-6
Cコード 0197

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