疫病よ、退散!晴明が呪を唱え博雅は笛を吹く――傑作・快作ぞろいシリーズ第17弾!不思議な童子の群が都にあらわれ、青疱瘡(あおもがさ)が広がる「野僮游光(やどうゆうこう)」、赤舞瘡(あかぼうそう)から逃れようとする非情な左大臣を描く番外編「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」、蟬丸の悲恋が明かされる中編「蘇莫者」など全八話。物語の神に選ばれた作家は言う、「物語りは永遠に終らない」(「あとがき」より)。尽きぬ着想、広がる想像、大人気シリーズ第17巻!!
目次麩枕野僮游光いそざき読人しらず腐草蛍と為る跳ねる暙㕞踊る針秘帖・陰陽師 赤死病の仮面蘇莫者あとがき
今回は疫病絡みのお話が二つあります。「青疱瘡(あおもがさ)」と晴明が対決する「野僮游光(やどうゆうこう)」、そして西から都におしよせた「赤舞瘡(あかぼうそう)」から逃げ切ろうとする左大臣を描く番外編「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」です。コロナ禍で、新型コロナウイルス感染症または流行病を扱った小説、本が多く刊行されましたが、驚くなかれ、「野僮游光」の初出は「オール讀物」2019年1月号、新型肺炎が取り沙汰される1年前です。古典に遊び、物語の神に選ばれし作者は、預言のように作品を生み出すのです。
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