江戸染まぬ 青山文平

825 (税込)
発売日2023年08月02日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) エドソマヌ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2023年08月10日
ISBN 978-4-16-792082-1
Cコード 0193
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江戸染まぬ 青山文平

825 (税込)
発売日2023年08月02日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) エドソマヌ
ページ数 256ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2023年08月10日
ISBN 978-4-16-792082-1
Cコード 0193

リアル江戸から生まれた、傑作短編集!

唯一無二の世界を描く、青山文平の時代小説、珠玉の7編。
中央公論文芸賞・柴田錬三郎賞ダブル受賞『底惚れ』を生んだ
短編「江戸染まぬ」を収録。


娘の肌を守るため、わたしは疱瘡除けの〝つぎつぎ小袖〟を親類7家に頼む――「つぎつぎ小袖」

わたしと慶之助は、口減らしのため、武家として真剣勝負で決着をつけようとする――「剣士」

藩主が幕府の目安箱に自身の不遇を訴える? そんな事態に家臣として自分は――「いたずら書き」

隠居した前藩主の子を産んで宿下がりすることになった下女のために俺は金を作る-―「江戸染まぬ」

江戸で書肆(本屋)を回った晋平は、国で書肆を開業するー―「町になかったもの」

用心棒として伊豆韮山で働くことになった俺。ある日、黒船が—ー「日和山」

俺を袖にした下女は、俺の祖父の子を産んだ――「台」


著者自ら、実際の江戸の史実から生み出す作品について詳しく語る文庫あとがき
「常温の日常をどう生きていくか」収録。

担当編集者より

直木賞受賞後も次々と文学賞を受賞される青山文平さんの小説はすべて、江戸時代の史料に触発されるところから始まります。
例えば短編「台」は、ある小禄の旗本の家の暮らしぶりを記録した日記の記述に、「こんなことが本当にあったのか」と感動した青山さんの中で、さらに他の素材…学問吟味に関する史実などが組み合わされ熟成されて生まれました。表題作の「江戸染まぬ」も、とある有名人の旅日記や犯罪風俗などがまじりあって生まれた傑作。(著者にさえ)予想不能の、新鮮で豊かな小説世界を堪能して下さい。

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