海を破る者 今村翔吾

1,001 (税込)
発売日2026年07月07日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(かな) うみをやぶるもの
ページ数 544ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2026年07月10日
ISBN 978-4-16-792526-0
Cコード 0193
書店在庫
ネット書店で購入
『海を破る者』(今村翔吾)

海を破る者 今村翔吾

1,001 (税込)
発売日2026年07月07日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(かな) うみをやぶるもの
ページ数 544ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2026年07月10日
ISBN 978-4-16-792526-0
Cコード 0193

なぜ、人は争わねばならないのか

弘安四年、夏。博多湾に蒙古軍14万の艨艟(もうどう)が押し寄せた。
日本史上最大の国難――元寇。
そのとき石築地(防塁)の外、波打ち際にあえて陣を張った若き武士がいた。
伊予の没落御家人・河野六郎通有である。

かつて名門として知られた河野家は、いまや一族骨肉の争いに沈み、再興の道は遠い。
伯父と当主の座を争う六郎が、奴隷市で買い受けたのが、西域から流れてきた少女・令那と、高麗から連れてこられた青年・繁だった。

言葉も、信じる神も、肌の色も違う三人。
それでも伊予の家で、血のつながらぬ者たちは奇妙にひとつの「家」を築いていく。
血を分けた一族とは争い、血のつながらぬ相手と心を通わせる――その日々の先に、海の彼方から異形の艦隊が現れる。

河野家は寡兵で、博多湾の砂浜に陣を据えた。
身を守る石築地の「外」に。
退路を断つかのようなその構えは、後世「河野の後築地」と呼ばれ、史実に名を残す。
六郎はなぜ、あえて防塁の外へ出たのか。
神風が吹く、その前に、彼は何を守ろうとしたのか。
家か。国か。それとも、共に生きる者たちの命か。

『塞王の楯』『イクサガミ』の今村翔吾が、元寇、鎌倉時代、博多湾、海戦、異文化との共生を壮大なスケールで描く歴史小説。
「別冊文藝春秋」連載時から話題を呼んだ、著者渾身の歴史長編、待望の文庫化!

目次

序章
邂逅の夏
眩惑の秋
決心の冬
真実の春
西海に至る
河野の後築地
海を破る者
終章

海を破る者
海を破る者

本の話おすすめ記事

もっと見る

担当編集者より

博多湾に蒙古軍14万。日本史上最大級の危機として知られる元寇を舞台にしながら、本作は、ただの合戦小説には終わりません。
主人公は、伊予の没落御家人・河野六郎通有。彼が出会うのは、西域の少女・令那と、高麗から来た青年・繁。言葉も神も違う三人が、奇妙にひとつの「家」を築いていく前半がまず素晴らしいです。そしてその時間があるからこそ、後半、海の彼方から異形の艦隊が現れたとき、戦いの意味がまったく違って見えてきます。
歴史の大きなうねりと、人がともに生きることの難しさ、その両方をがっぷり四つで描いた傑作です。今村翔吾作品の新しい代表作として、強くおすすめします。(担当K.N)

著者

今村 翔吾

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。同作で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。18年「童神」(刊行時『童の神』と改題)で角川春樹小説賞を受賞。20年『八本目の槍』で吉川英治文学新人賞受賞。21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで吉川英治文庫賞受賞。22年『塞王の楯』で直木賞受賞。他の著書に「くらまし屋稼業」シリーズ、『じんかん』『幸村を討て』『戦国武将伝』など多数。最新刊は、初の新書『戦国武将を推理する』。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
佐伯泰英特設サイト 「人魚のあわ恋」シリーズ特設サイト 東野圭吾「ガリレオシリーズ」公式サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 池袋ウエストゲートパークシリーズ最新作『男女最終戦争』石田衣良・著 公式サイトです 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト