心はすべて数学である 津田一郎

1,265 (税込)
発売日2023年04月05日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) ココロハスベテスウガクデアル
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2023年04月10日
ISBN 978-4-16-813105-9
Cコード 0195
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心はすべて数学である 津田一郎

1,265 (税込)
発売日2023年04月05日
ジャンルノンフィクション
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書名(カナ) ココロハスベテスウガクデアル
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2023年04月10日
ISBN 978-4-16-813105-9
Cコード 0195

他者の心の集合体=数学が脳を育てる

心はどこで、どうして生まれるのか?

無限、カオス、ゲーデルの不完全性定理。「不可能問題」に取り組む古今の数学者らの純粋な姿が、著者に確信的インスピレーションを与えた。「数学は心だ」。共通難問を追究する人類の数学的営みが脳を発達させ、記憶、思考・推論、感覚・知覚といった心の働きを生む。諸研究を用いて語られる「心」と「脳」の関係は、固いアタマに風穴を開けてくれる。世界最先端の数学者による思索の書。

目次

プロローグ

第一章 数学は心である

第二章 心が脳を表現する

第三章 複雑系としての脳

第四章 カオスの超越性と心

第五章 心は数式で書けるのか

第六章 記憶と時間と推論

エピローグ

文庫版あとがき

本の話おすすめ記事

担当編集者より

著者・津田一郎先生を、どのような肩書でご紹介すればよいのか、文庫カバーを制作中に頭を悩ませました。現在、役職としては中部大学創発学術院院長・教授を務められる氏の専門を説明するものとして、各所でカオス力学系、複雑系、応用数学、脳科学という言葉が並び、「数学者」という範疇を遥かにはみ出しており、鈍い文系アタマは、氏のプロフィールづくり、という作業で破砕されました(結局、単行本プロフィールを大幅に流用)。現在最先端の学問領域というのは、ラベリングが追い付かない程動いている、融合している、分化している。不可能問題を追究する人類の数学的営みが脳を発達させる、というのが『心はすべて数学である』で展開される氏の持論ですが、本書文庫化を担当したことで、頭のシワが一本増えた気がします。

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