作品
明治維新の大立者・西郷隆盛は、なぜ滅亡必至の西南戦争に立ったのか? その思想と最期をめぐる著者畢生の意欲作、ついに文庫化。
夫人のガン発覚から死までを克明に描き、夫婦、ガン告知、生と死とは何かを問うた感動の手記「妻と私」に、絶筆「幼年時代」を併録
歴史問題、沖縄基地問題、台頭する中国の存在。複数のリスクが絡み、大きな危機にある日米関係70年の歩みをラディカルに読み解く。
アメリカの影から逃れられない戦後日本。その哀しみと怒りをもとに、戦後憲法や日本の言説空間を覆う欺瞞を鋭く批判する。
俗論に流されず、貫き通した持論とは。小泉信三、田中美知太郎から石原慎太郎まで、碩学十三人が一石を投じた「常識」の集大成!
日本文学の特性とは何か? 藤原惺窩、近松門左衛門、井原西鶴、上田秋成などの江戸文藝を丹念に読み、その問いに答える。初文庫化。
日露戦争前後の上流社会を風刺した、日本人の誰もが知る名作を復刊。目に優しい大きな活字。現代人の感覚に即した実践的な注釈付
近代人のエゴイズムと社会との相克を描いた、漱石前期の代表作2篇。目にやさしい大きな活字、現代人の感覚に即した詳細な注釈付
江藤淳の絶賛を博した「鴨」、海からの生還を描く「遭難者」ほか近年までの十五篇に年譜・作品目録、著書目録を付す。解説・福田和也
「忠臣蔵」「学問」「ヒューマニズム」「哲学」などの12篇に「常識について」を併載し、考えることの愉悦を教えてくれる必読書
各界の第一人者と縦横に語り合った対談集。3では海音寺潮五郎、江藤淳、大江健三郎らと日本の歴史の転換期、主に幕末を振り返る
良心、平家物語、花見……。日常や本の話から始まる随想は、独創的な発想と深い思索で常に発見を与える。永遠に読み継がれる名著
エヴァンゲリオンのブレイクと江藤淳を同時にとらえる視座はどこにあるのか? 病いと健常との間をぬって闘われた三年半の全対話
歴史の大きなうねりに直面したとき、日本人はいかに己を律し、行動してきたか。先人たちの軌跡をたどり、現代日本の病理に鋭く迫る
最近の文芸誌がツマラナイ。「文学」はどこへ行ったのか。怠慢な文壇を厳しい目で批評する、初の“文学のフィールドワーク”
忠臣蔵、学問、考えるという事、ヒューマニズム、還暦、哲学、天命を知るとは、歴史、などの十二篇に「常識について」を併載して、考えることの愉悦をおしえる。(江藤淳)
常識、漫画、良心、歴史、役者、ヒットラーと悪魔、平家物語などの項目を収めた「考えるヒント」に随想「四季」を加え、「ソヴェットの旅」を付した明快達意の随筆集。(江藤淳)
中野翠20世紀最後の書評集。こよなく愛する“芸人もの”“顔面本”から31年ぶりに開いてみた江藤淳まで。もう一度読みたい本ばかり
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