作品
負け犬叩きが加速するリスク社会をどう生きるか? 現代思想の第一人者が説く、冷静な叡智を身につければ、いつの間にやら……
出世をしくじった大番屋元締・鏡三郎のもとに、毎日のように持ち込まれる相談事。加えて家族にも厄介事が起きて……シリーズ第3弾!
李氏朝鮮の沙器匠(陶工)・季亮。故郷を離れ日本に渡ることを決意した理由は? 中世日本と朝鮮との関わりを斬新な視点で描いた6篇
最愛の弟・裕次郎との輝かしい青春の日々、闘病から死を看取るまで。ミリオンセラー「弟」ほか家族の絆を描く二作。解説・関川夏央
結婚、恋愛、お見合い、男、等々……をテーマに二人が打々発止とわたりあう。ときには遠藤周作、福田和也ら豪華ゲストも餌食に!?
世界を震撼させたバーミアン遺跡破壊。その陰にテロ戦争へ突き進むアルカイダとビンラディンの策略があった! 大宅壮一賞受賞作
窮地で必ず自殺未遂をした太宰。その太宰を利用しつくした井伏。ともに「悪漢」であった二人の作家の真実を抉る傑作ノンフィクション
司馬遼太郎の代表作、近代日本の青春を描き出した雄篇にひそむ謎を、斬新な視点、平易な語り口で解き明かす。ファン必読の一冊
「新しき村」に集う白樺派青年たち。“能天気な理想主義者”として揶揄されてきたその行状が、日本近代の画期を鮮やかに映し出す
韓国を最もよく知る日本人記者が案内する魅惑のディープ・コリア。韓国人は「耳」で食べるのだ! “韓流”ファン必読の名著見参
別役実、出久根達郎、畑正憲、関川夏央、柴門ふみさんら、日本エッセイスト・クラブに所属する著名人35人が紹介する「マイ・ベスト・ブック」
司馬文学の大長篇という大山脈を眺めわたす豊かな短篇という峠の数々を発表順に編纂。第一巻は未刊行十八篇を含む二十一篇を収録
昭和三十年代、人々は映画の中に「明日」を夢見ていた。日活とそこに集ったスター達を通じ経済成長前夜の時代精神を描いた長篇評伝
明治の文人から昭和の作家まで既にこの世にない人の書きものを通じ現在を照射する、深い知識と観察眼が冴える珠玉の随筆二十二篇
明治後期、社会は既にほぼ現代と同じ構造を整えていた。では、明治にあって現在にないものとは?日本人が失った「志」を探る論考
武者小路実篤が“理想郷”「新しき村」を建設したこの時期、「大衆」が社会の主役になりつつあった。変遷する時代精神を描く長篇評論
明治以来の日本の対外進出、侵略は、アジアにそして日本人の世界観にいかなる影響を与えてきたか。それを検証しつつ共生の道を探る
先人たちが持っていた質実さと節度、物ごとを冷静に認識する力、謙虚さ、自助の心、無私の精神はどのようにかたちづくられたのか
司馬遼太郎が晩年十年の全精力を傾注した『この国のかたち』。原稿に添えられた未発表の書簡を含む豊富な資料でその全貌を検証する
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。