作品
記憶に刻まれた“春”は、何度でも人生をあたためる。憧れ、旅立ち、別れ、幼い日の母の面影——温かい涙あふれる12の春の物語
ヒナゴンとはかつて広島の比奈町に現れた謎の類人猿。三十年ぶりの目撃情報に町は右往左往。遂には町長選に騒ぎが飛び火してしまった
引きこもり、フリーター、不登校……。実社会をまえに立ちすくむ若者たち。問題視されている彼らの呟き、叫びを、同世代が伝える
さりげない家族の風景や、ささやかな出来事から、心に沁みる情景をつぎつぎと紡ぎだしてゆく重松清の絶妙な語り口を味わう短篇8篇
お父さん! お父さん! お父さーん! 父は死んだ。心に寂しさを抱えながらも健気に生きる少年たち。18篇からなるショートストーリー
生きるのが辛い、虚しい。思い描く幸せには遠いけど、大切な人を思ってがんばって生きる人々の、ほんのり怖くてあったかい物語9篇
酒井順子、山田洋次、穂村弘、角田光代、安西水丸、美輪明宏……錚々たる顔ぶれが語る「私のお母さん」。秘話満載のエッセイ集
なぜすぐにキレる? 「マイホーム」を捨てた彼らの生き方とは? 大ブームの『下流社会』の原点となった隠れた名著が文庫で登場
20年ぶりに母校で再会した同級生たち。校庭に埋めたタイムカプセルとともに、かつての夢とそれぞれの胸の思いが封印を解かれる
男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。消えゆく命の前で、妻を静かに見送る父と子。感動の重松ワールド
30年ぶりに現れた謎の生物ヒナゴン。役場の類人猿課に配属された伸子はその存在を次第に信じるように……井川遙主演で映画化決定
人生も半ばを過ぎた。安らぎを、生きる拠り所をどこに見出せばいいのか——。現代の家族を描き続ける作家の決定版″家族の肖像″
子供のころのヒーローに二十六年ぶりに会ってみたら……。切なくほろ苦い大人の邂逅を描いた表題作他、現代を見事に活写する四篇
家族のきずな、子育て、老いた父母のこと――沿線の街々で今日を必死に生きる人々の姿を、細やかであたたかな視線で描く短篇集
卒業記念のタイムカプセルを開封するため、母校の小学校に集った男女。各々が心にとじ込めてきた人生への問いかけも封印を解かれる
石原慎太郎、中西輝政、重松清、立花隆、鹿島茂、曾野綾子、榊原英資、桐野夏生ら各界の第一人者が、現代の教育問題に斬り込む
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