作品
司馬遼太郎、阿川弘之、大西巨人、野間宏。戦争を問い続け、書き続けた大岡昇平が、戦地を経験した九人の文学者と交わす白熱の議論。
戦後日本の迷走の原因はどこにあったのか? 抹殺すべきでない、日本人としてのアイデンティティーまで抹殺した愚を鋭く問う。
厭戦気分が蔓延していた戦前に、いちはやく国防の重要性と指揮官のリーダーシップ、理想的軍人像を説いた歴史的名著。
当時最も進歩的と言われたワイマール憲法下でなぜナチス独裁が誕生したのか? 日本を代表する政治学者が、その過程を解き明かす。
玄洋社の頭山満、杉山茂丸といった奇人、怪人、豪傑たちの破天荒な人生を面白おかしく描き上げた痛快な人物評伝。
七歳当時、諫早から長崎の爆心地を遠望し終戦を迎えた芥川賞作家が、戦後続々と刊行された有名無名兵士の戦記を読み、戦争を問う。
アメリカの影から逃れられない戦後日本。その哀しみと怒りをもとに、戦後憲法や日本の言説空間を覆う欺瞞を鋭く批判する。
国際化の進行は、異文化間の衝突を招く。価値観、倫理規範、法意識などの観点から「正義」のあり方について検討する記念碑的討論!
戦後まもなく、当時の皇太子(現在の天皇)の英語家庭教師となったヴァイニング夫人が、ともに過ごした日々を瑞々しく綴った回想録。
人生の意味は? 何のために働くのか? まずは世の中に塗れよ、だが心は汚すな! 日本が生んだ国際人が時代を越えて熱く応える。
没後10年、ノンフィクション作家・本田靖春初の著書が復活! 美空ひばりから徳川家・皇族まで代表的日本人の一族の姿に迫る。
この国の歴史は天皇の歴史でもある。古代・天智天皇から昭和天皇まで九人の帝と、天皇制の謎について、稀代の碩学たちと語り尽くす。
首相官邸が反乱軍により占拠! 小坂憲兵は女中部屋に逃げ込んだ岡田啓介首相を脱出させるべく機を狙った――緊迫の回想録。
責任をとらない日本の体質。その根っこには何がある? 歴史学者と精神分析学者。二人の権威が「日本病」について語った白熱対談。
鎌倉時代には京、鎌倉と権力の中心は二つあった。鎌倉幕府と親密に付き合った貴族が朝廷で権勢を誇っていたことを明らかにする。
文学と政治の峻別を説いた文学者の福田恆存は、政治や国家をどう論じたのか? 「個人なき国家論」への批判は今こそ読むに値する。
2015年大河ドラマで要注目! 久坂玄瑞、伊藤博文らを育てた「松下村塾の熱血教師」の激しい生涯。全集編纂者による名著復活。
俗論に流されず、貫き通した持論とは。小泉信三、田中美知太郎から石原慎太郎まで、碩学十三人が一石を投じた「常識」の集大成!
動乱の昭和史において常にその渦中にあった名宰相が、刎頸の友と近代史家を前に語った「わが人生」。巻末資料として巣鴨日記も収録。
超大国への道を辿った米国の20世紀の外交・歴史を回顧。中国が台頭する中、米国外交の魂がどこを彷徨っているのかを問い質す。
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