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空前絶後の新聞連載回数を記録した加藤芳郎【没後10年、戦後日本を象徴する著名人】

空前絶後の新聞連載回数を記録した加藤芳郎【没後10年、戦後日本を象徴する著名人】

文・写真:「文藝春秋」写真資料部


ジャンル : #ノンフィクション

文藝春秋写真資料部が所蔵する写真を世相とともに紹介する「文春写真館」。6月には開始より8年を迎え、ロングラン連載となりました。これまでに公開した365点より、いまだ記憶に新しい没後10年を迎える人物を再掲いたします。本日は加藤芳郎さん。

 加藤芳郎は大正十四年(一九二五年)生まれ。定時制高校を卒業後、東京都職員として働きながら、漫画を描き始める。「オンボロ人生」「千匹の忍者」「オレはオバケだぞ」などのユーモアとナンセンスあふれる作風で人気を博した。 昭和二十九年(一九五四年)から毎日新聞夕刊で「まっぴら君」の連載を開始。二〇〇一年(平成十三年)六月二十三日掲載で中断するまで、四十七年間一万三千六百十五回の連載を続け、空前絶後の記録を打ち立てた。

〈マンガには何かコツがあるようにいわれてもコツはないと答えるしかないよね。どのように大衆と血を通じるかが大切なことですよ。だから「窮鼠猫を噛む」ような困った揚句の果てに、とんでもない面白いものがでてくることもある。ヒゲをひねくりまわしながら、エイッ、クソッとヤケをおこして描く「ヤケマン」が、結構頂戴できるということもあるんです〉(「週刊文春」昭和三十八年四月八日号)

 また「テレビ三面記事 ウィークエンダー」の司会や、「連想ゲーム」の白組キャプテンとして、ユーモアのある話術で親しまれた。

 写真は昭和三十四年一月撮影。

 平成十八年(二〇〇六年)没。

2010年10月4日公開

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