2013.04.22 文春写真館

鳩山安子の二人の息子は政治家を継いだ

文・写真: 「文藝春秋」写真資料部

鳩山安子の二人の息子は政治家を継いだ

 鳩山安子は、大正十一年(一九二二年)、日本足袋(現ブリヂストン)創業者、石橋正二郎の長女として福岡県久留米市に生まれる。中学入学を機に上京。府立第二高等女学校を経て、女子学習院高等科に進む。在学中に鳩山一郎の長男威一郎と見合いし、結婚する。威一郎は官僚だったが、田中角栄に見込まれ、政界入りした。長男由紀夫、次男邦夫兄弟もともに政界入りした。民主党結成時に多額の資金援助するなど、兄弟を支えてきたという。

 邦夫は幼稚園のころから政治家志望。衆議院の解散があると嬉しいらしくて、「解散はいいな、解散はいいな」といいながら、お手伝いさんと手をつないで幼稚園から帰ってきた。お手伝いさんに、「僕が政治家になったら、演説に行くから、必ず聞きに来るんだよ」と言っていたという。一方、由紀夫については政治家になるとは、思ってもいなかったという。

〈母(薫=鳩山一郎夫人)はいつも「由紀夫ちゃんは会社でも経営して資金をつくって、邦夫ちゃんがそれで選挙やればいいわね」って言ってたんです(笑)。アメリカから帰って来て、「政治をやりたい」と申しまして、私は仰天しましたよ〉

〈だって、小学校では恥ずかしがり屋で、無口で消極的でしょう。由紀夫が政治をやるって、小学校のときの受け持ちの先生に話したら、「あの人に政治家になる素質はない」って手紙をもらいました(笑)〉(「週刊文春」平成八年=一九九六年十二月十二日号より)。

 写真はこのときに撮影。平成二十五年二月没。

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