作品
冬山の峻厳さを描く表題作のほか、「地獄への滑降」「遭難者」「遺書」「霧迷い」など、遭難を材にとった迫力溢れる山岳小説全十編。
夫を山へ行かせたくない妻が登山靴を隠した結末は。冒頭「山靴」からラスト表題作まで、切れ味よく人間の業を描く傑作ミステリー集。
日立市の象徴「大煙突」は、百年前にいかにして誕生したか。煙害撲滅で、住民との共存共栄を目指す企業。奇跡の実話を描く長篇。
急逝した父・新田次郎の無念を晴らすべく、息子・藤原正彦が完成させた評伝。明治のポルトガル人モラエスが見た日本の美と誇りとは。
「富士山もの」の掉尾を飾る傑作。享保十八年、吉田口の岩穴で入定した行者・身禄の感動的な生涯を通じ、富士への想いを描いた長篇歴史小説
天下に名を轟かせた甲斐の武田家。信虎、信玄、勝頼という三代の様々なエピソードから埋もれた真実が明らかになる時代小説短篇集
大爆発で山の形が一変した富士山。被災農民の救済に奔走する関東郡代の前に立ちはだかる幕府官僚たち。著者会心の長篇時代小説
貴重な高原植物の群生する霧ヶ峰に、突如として降りかかった道路計画。建設反対に立ち上がった地元有志たちの、あくなき闘いを描く
童謡を歌うと雪崩で死ぬという言い伝えに反逆した、若者の悲劇を描いた表題作ほか5篇を収録。登山家の愛読書ともいうべき代表作
天気予報を正確にするには富士山の観測所が必要だと厳冬の山頂に籠もる野中到と命がけで夫と行を共にした妻千代子の夫婦愛を描く。
父・新田次郎の未完の絶筆を息子・藤原正彦が書き継いだ。幕末のポルトガル人モラエスが見た日本人の美しさ、誇りとは? 感動の大作
富士頂上に気象レーダーを設置せよ! 国家プロジェクトにのぞむ気象庁職員の苦闘を、新田自身の体験を元に描き出した傑作長篇
父・信虎を駿河に追放した武田信玄は、信濃に怒涛の進撃を始め、信濃を攻略する。天下統一を夢みる信玄は、京都に上ろうと志す
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