作品
死で肉体は滅んでも、愛や言葉は人々の心の中で生き続ける。88歳のノンフィクション作家が記してきた「生と死」にまつわる集大成。
昭和四十八年の石油ショックは戦後最大の危機であった。当時の状況を、未発表の資料や当事者の証言を基軸に再現し、危機状況においていかに行動すべきかを考えるドキュメント。
太平洋戦争における日本海軍の主力戦闘機であった零戦。外国機を凌駕するこの新鋭機開発に没頭した堀越二郎を中心とする若き技術者の足跡を描いたドキュメント。(佐貫亦男)
何重もの安全対策を講じているはずの原子力発電所でなぜ事故が? 一九七九年のスリーマイル島原発事故の状況を再現し、巨大システムの安全性を考え直すドキュメント。(黒田勲)
「脳が死んでも体で話しかけてくる」。自ら命を絶った二十五歳の息子の脳死から腎提供に至る最後の十一日を克明に綴った感動の手記
昭和20年、原爆で壊滅した広島を大型台風が襲った。二重災害の悲劇の全貌を掘り起こした柳田邦男ノンフィクションの傑作を復刊
迫り来る死を前に人はいかに生きるのか。がんと向きあった作家、俳優、学者、僧侶、企業人など、50余名の「生と死」のかたち
3・11の「想定外」がなぜ嘘か、事故・災害取材歴40年の著者が突く。スリーマイル島はじめ現地を歩いてルポし続けた警鐘の数々。
チェルノブイリ、東海村臨界事故、スリーマイル、阪神大震災、奥尻島津波、広島原爆と枕崎台風。事故と災害ルポ50年分が一挙に読める
昭和天皇から本田美奈子、米原万里まで、幾多の病苦に遭遇しつつも「生」と「死」のはざまで神々しく生き抜こうとした人々の足跡を辿る
「日本はなぜ負ける戦争をしたの?」と子供に聞かれたら。豪華執筆陣が満州事変、東京裁判等あの戦争をめぐる問いにズバリ答える
光クラブ事件、伊勢湾台風……現在を照らし出す12の事件を発掘し、22人の評者とともに論じた、まったく新しい戦後史解析!
偽造カードによって預貯金3200万円が奪われた。銀行は知らん顔で、警察は役立たずの現実。あなたのカードが狙われている!
事故で脳が頭蓋から飛び出した青年が歩けるようになった。いのちの凄さを見つめてきた著者が描く、先端医学・脳低温療法の全貌
この激動の四半世紀に、ノンフィクションは何を書いてきたのか。一万冊を読破した著者がそこに見出した、同時代日本人の自画像
『犠牲 わが息子・脳死の11日』をなぜ書いたか――内面の葛藤と読者からの反響を通して、書くことによる癒しと再生を率直に語る
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