作品
日本赤十字社の生みの親として知られる佐野常民。類稀な行動力で幕末の佐賀藩を近代化へと導いた男の半生を描く、本格歴史小説
戯作者に憧れる伝蔵、後の山東京伝は、平賀源内獄死の噂を耳にした。源内秘蔵の天狗髑髏を一目見たいと忍び込んだ先には……
若衆髷を結い、女と見まごう美貌だが、役者仕込みの俊敏さで荒事もこなす蘭陽が、相棒の春朗(後の葛飾北斎)と江戸の難事件に挑む
絵師・春朗(後の葛飾北斎)が鋭い観察眼を生かして難事件を次々に解決。江戸情緒と浮世絵の魅力溢れる時代小説ファン必読の1冊
吟味方筆頭与力の若き女房おこうと舅の左門。愉快なコンビが町を歩けば難事件も忽ち解決。推理の楽しみと江戸情緒あふれる捕物帖
勝川派の青年絵師・春朗(のちの北斎)が、鋭い観察眼を生かして巷の事件を次々に解決。江戸情緒と浮世絵の魅力溢れる傑作捕物帖
歌麿の女房を殺害した下手人を追う同心・仙波の前に明らかとなる権力者の陰謀、そして歌麿の意外な正体とは? 著者渾身の時代ミステリー
東北の山奥に佇む時計塔に隠された悲しい秘密をえがく表題作など東北の民話が現代に甦る恐怖小説集。「寝るなの座敷」「花嫁」「子をとろ子とろ」「蛍の女」「猫屋敷」他二篇収録。(野坂昭如)
吟味方筆頭与力の女房おこうと舅の左門が江戸の巷で起こる様々な事件の謎を解く。推理の楽しみと江戸情緒が結びついた傑作捕物帖
オゾンの匂いで甦った花奈子の面影とあの村の記憶。両親が焼け死んだ、生き神信仰の村で男が見たものは? 珠玉のホラー全十二篇
老若男女を問わず、平成ニッポンにブームを巻き起こす陰陽師。現代の手練れ八人の筆による、それぞれの晴明の物語に魅了されたし
生き神を祀る新興宗教の村で、両親を火事で失った少年。三十五年後にオゾンの匂いをきっかけに記憶が蘇り…。表題作など全十二篇
歌麿の女房おりよが惨殺された。事件の黒幕は幕政を批判する歌麿を憎む老中松平定信。同心仙波の協力を得て、歌麿の反撃が始まる
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