作品
鵜飼百助を訪ねた帰り道、両国橋に差し掛かった磐音は妖気に包まれ、襲撃を受ける。家基に加え、おこんまでもが魔の手にかかり……。
武者修行から国に戻った男が直面した驚愕の現実と、幼馴染の女の仕掛けてきた罠。直木賞受賞作に続く、男女が織り成す鮮やかな世界。
高家の屋敷に咲く冬桜の見物に出かけた磐音は、門前で騒動に出くわす。尚武館には、孫娘に手を引かれた盲目の老剣客が訪れて……。
槍折れ術で佐々木磐音と渡り合い、幽玄な餅搗きを披露する男の正体は? 一方、高知城下に着いた重富利次郎を待ち受けていたのは…。
母親が病死し、父の金兵衛と二人で住む長屋に赤子を抱いた訳ありの浪人者夫婦が流れ着く。おこんの今津屋での奉公までを描いた新作。
若くして活花の名手と評判の高い少年僧・胤舜は、ある理由から父母と別れ、京都大覚寺で華の道、人の道を学びつつ成長を遂げていく。
番所に清兵衛を訪ねてきた男。風烈廻りの与力として活躍していた頃に世話をした男だと気づいた清兵衛は、男の長屋を探すのだが……。
町医者と医生の二人が斬殺された。南町奉行所吟味方与力の秋山久蔵は探索を命じるが、事件は久蔵のある過去の出来事と繋がって――。
ある旗本が刺殺され妻と奉公人が姿を消した。遺された一子の仇討ちに助勢するため、磐音は南町奉行所同心・木下一郎太と上総へ発つ。
二十五歳のお咲は、引っ張りだこの介抱人。一筋縄でいかない老人たちに四苦八苦しつつも多くの指南を得るが――絶品の人間ドラマ。
また、大店に賊が押し入り、番頭を無残にも切り殺して大金を奪い去った。切り口から判断するにかなり腕の立つ剣術家のようだ……。
かつての許婚・奈緒が身請けされた紅花問屋前田屋が、乗っ取りの危機に瀕する。その一報に、佐々木磐音は、一路、出羽山形を目指す。
出羽山形からの帰路、磐音は追手に襲われた若侍を助ける。江戸に戻った磐音は家基からのある要求を聞き、秘密裡に手筈を整え……。
「六道の左銀次」を追う伊刈運四郎は大奥の女中や隠し町の女郎が消えていることを摑むが……。抗い難い黒幕の影に、どうする運四郎?
江戸城の花見に招かれた小籐次一家を待ち受けていた意外な敵とは!? 剣豪にして酒好きの初老ヒーローが活躍する書下ろし第十六弾。
おこんが速水左近の養女となり、祝言に向けた準備が続く佐々木磐音の前に刺客が現れる。正体やいかに? 磐音はある一計を案じる。
尚武館で朝稽古に励む坂崎磐音を元師範の依田鐘四郎が訪ねてくる。徳川家基からの言伝を聞いた磐音は、すぐに深川へと出かけ……。
品川柳次郎とお有の祝言を描く表題作から、南町奉行所与力笹塚孫一が十七歳で父を失った経緯、磐音の刀研ぎ師への半日弟子入りまで。
消息を絶っていた盗賊「桐山の藤兵衛一味」。松戸の百姓が惨殺された事件に、一味の痕跡が。再び動き始めたのはなぜか。時代に翻弄さ
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