作品
助八郎の新しい姿に刺激を受ける嘉一郎。佃沖に娘らが捕らわれているとの知らせを受け――冒険の旅に決着? 壮快な完結編!
若い美人が殺される演しもので評判の見世物小屋「殺され村」で、人が本当に殺されたという噂が。南町奉行・根岸肥前守が謎に迫る。
感性豊かで優しい大男――明治東京を舞台に「最後の木版浮世絵師」小林清親の半生を描く、直木賞受賞の傑作時代小説。
残酷な手討ちで有名な旗本、大沢頼母の家臣が次々に辻斬りに遭う。その犯人の正体とは一体……。大人気シリーズ第二十一弾。
媛野藩の若き藩士、栗屋清吾は女中のみつを妻とするが、家長の長兄には認められていない。そんな折、古い友人から用心棒を頼まれる。
幼少期より居眠り癖があり、立場の弱い者に優しく、相手の気持ちに配慮する――著者がこよなく愛した男の生涯が鮮やかに描かれる。
吉良邸討入りの夜、降り積もった雪のなか「寒い寒い」と呟きながら、死に向かって歩みつづけた――大石内蔵助の生涯を描く傑作長編。
人気シリーズついに完結! 些細な出来事で人生の落伍者となってしまった男たちの虚しい犯罪。新米同心・凜之助が事件の真相に迫る。
清兵衛が馴染みの茶屋で会った番士の永沢は、勤めを休んでいるという。婿養子になり出世したが、叱責を受けてばかりだと話して……。
「新しいものを作って驚かせたい」。歌麿・写楽を世に出した江戸の敏腕プロデューサー蔦屋重三郎の型破りな半生を描く傑作歴史長篇。
御厩河岸で浪人の死体が見つかる。捜査を進める久蔵に、息子の大助が下手人が絵草紙で暴かれていると言う。大人気シリーズ第二十弾。
満場一致で第12回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞! どんでん返しに次ぐどんでん返し。「五霊鬼の呪い」の裏にある哀しい真実とは。
懐の大金を失くし意気消沈する同心の目の前で、次々と奇怪な殺しが起きる。時刻はいつも夕暮れどき。魔物の正体は? 大金の行方は?
近松半二「妹背山婦女庭訓」が生んだ熱。人形浄瑠璃に魅せられた人々の喜怒哀楽と、人間模様を鮮やかにいきいきと描く群像時代小説。
仇討ちの途中で行き倒れた若者や両親のもとを離れ、幕府を揺るがす陰謀に巻き込まれた青年を、お竜は救い出すことができるのか!?
作り話は一切無用。本当にあった怖い話だけを持ち寄る「話の会」。ご隠居・清兵衛は、いつしか不思議な魅力に取り憑かれていって。
家斉の愛妾お美代の方と背後の黒幕、石翁。腐敗する大奥の一掃を目論む寺社奉行淡路守。両者の罠のかけ合いを推理手法で描く大作。
大奥女中と法華宗僧侶の乱れた性の証拠を掴むべく、密偵として大奥に忍び込んだ齢十九の登美に魔の手が迫る。その衝撃的な結末は。
脱藩した嘉一郎と、家宝の刀を持ち出した毛利家の三男坊・助八郎の波瀾の旅の行方は? 待望の短期集中新シリーズ開始! 全三巻。
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