作品
短期間しか新しい記憶を留めておけなくなってしまったこよみと、大学の研究室で働く行助。二人の恋を瑞々しい筆致で紡ぐ著者の原点。
暇と退屈ゆえのいじめ、わが身可愛さ故の陰惨な事件。若き同心とともに、元大奥の尼僧が事件の奥を読む! 痛快捕り物帖第二弾。
波乱に満ちた単身赴任を終えて東京本社に凱旋した狛江。だけどやっぱり、仕事でトラブルに巻き込まれ、あの男と恐怖の再会を果たす!
男尊女卑の風潮が強い明治。高等師範学校の女学生が、華麗な鹿鳴館の舞踏会に招かれるが、大事件に巻きこまれ…。青春ミステリー。
法廷画家が描いた被告人女性の絵がテレビ放送された直後、彼は何者かに襲われた。絵には何が表れていたのか。法廷サスペンス!
夫の性的不能でセックスレスだった夫婦。ある日、夫の愛人を名乗る女が妻を訪れる。夫婦関係の崩壊はいつ始まっていたのか妻は悩む。
ペットショップのオーナー・圭子は大の噂好き。ワケあり女の「私」は、圭子のもたらす情報から、恐ろしい現実を突きつけられて……。
単身上京して横綱に上り親方として二人の横綱を育て、NHKの相撲解説で人気の北の富士。男も女も魅了する“粋”と“華”の流儀。
安倍政権をゆるがした加計学園問題は、アメリカ留学時代の「腹心の友」から始まった。複雑な利権構造を徹底取材、参院選に必読!
二十七歳童貞無職。人間関係不得意。圧倒的な質と量のボケを刻んだ男の、心臓をぶっ叩く青春私小説。出版後を描いたあとがきも熱い!
天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、国際ジャーナリスト・小峰洋子。 四十代に差し掛かった二人の美しくも切ない恋。
日本資本主義を生んだ栄一、それを引継いだ敬三、その狭間で廃嫡の憂き目にあった篤二。大宅賞作家が新資料を得て三代の謎を解く
東城大の虎・速水と、帝華大の伏龍・清川がまだ医学生で剣道部員だったバブルの頃。2人のあいだに医鷲旗をめぐる伝説の闘いがあった
アルゼンチンの医学生エルネストは親友と南米縦断のバイク旅行へ。様々な経験をしながら成長する将来の革命家の原点を描いた青春編。
アラフィフの女友達三人、睦子、文子、葉子は、人生を楽しみ美しく輝いていた。しかし、老いはそんな彼女達の背後に待ち構えていた…
売れようともがく芸人、キャバレーの雇われ店長、ヤクザ達の青春群像。昭和芸能界を生き抜いた著者ならではの凄みが光る長編小説。
ドラッカーも絶賛した近代日本最高の経済人。彼の土台となったのは、論語と算盤、そしてパリ仕込みの経済思想だった。鹿島茂が描く!
あらゆる日本の近代産業の創設にかかわりながらも、後半生を社会貢献に捧げた生涯。日本人に資本主義のあり方を問い直す1冊です。
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