作品
服部半蔵の命を受け東海道を行く伊賀忍者・吹雪算長のすさまじき任務。次々と襲い来る不気味な敵の正体は何者か。迫力の伝奇長篇
奇行のゆえか国内よりは海外での評価が高く、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に続々と論文を発表した南方熊楠。研究分野も、民俗学、民族学、菌類、粘菌類、藻類など多岐に渡った。 無類の天才学者の破天荒な生涯に迫る。解説・多岐祐介
秀吉に滅ぼされた鉄砲傭兵集団・紀伊雑賀衆の遺児、孫二郎は、江戸、京都での剣術修行を終え、さらに南蛮の海を目指すのだった
渡米、南米放浪、英国生活の後、郷里和歌山で生涯を独学研究に没頭した南方熊楠。奇行・博覧強記と背中合せの孤独、矜持と鬱屈の全体像を同郷の著者が描破した大河評伝。(多岐祐介)
武術の高段者を指1本で吹き飛ばす魔法の術技「大東流合気柔術」を実際に体験した津本氏が名人・佐川幸義の生涯と合気の秘密に迫る
13世紀日本。収奪と貧窮の時代に、善人でいては生き延びられない衆生を救うため阿弥陀仏の信仰を深めた親鸞の思想の核心とは
山中で棒を振り回していた少年は、13歳にして試合相手の頭蓋をかち割った――。自身も剣の達人である著者が描く凄絶なる歴史長編!
近づいたかと思えば遠ざかる。遠ざかると思えば近づく。手紙、スマホ、スカイプ。コミュニケーションの妙味を巧みに描く七つの短編。
パワハラ、セクハラ、サービス残業……。ついには自殺未遂者が出たNOMURA建設を美智は立て直すことができるのか?
3人に1人が離婚する時代、ダンナに満足し幸せな結婚生活を送るための秘訣は? 2000人超の女性への調査を元にマーケッターが分析
敵対する者は斬る、隊規を乱す者は斬る。士道不覚悟は切腹。江戸から上洛した烏合の衆が、問答無用の殺人集団に変貌してゆく殺伐たる実像を新視点から活写した力作長篇。(桶谷秀昭)
命を賭けて紀州みかんを江戸へ輸送し、巨万の利を得、材木商、貨幣改鋳で財を築いたが、一代で潰れた豪商紀伊国屋文左衛門の波瀾万丈の生涯を活写する。(多岐祐介)
『下天は夢か』『夢のまた夢』に続く「夢」三部作の掉尾。ついに日本六十余州を掌中にした天才治世家、徳川家康の生涯に迫る――
凡夫往生とは? 己にとらわれる心とは? 開祖・親鸞聖人の教義の源流に、熱心な門徒である著者がせまり、判りやすく説き明かす
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