作品
現実こそ正義。好きな言葉は「原価いくら?」の私は、カルト商法を始めようと誘われ――。信じることの危うさと切実さをめぐる8篇。
人間がこれほど並外れた種となった歴史。そこには生物進化を超えた文化進化があった。かつてない切り口で新鮮な驚きを与える人類史。
浅草橋の海産物問屋で十人を超える大量殺人が発生。隣家の旗本も血まみれで昏倒。現場の屋敷の壁には「がしゃどくろ」の血文字が。
藩主の願いにより参勤交代に同道する小籐次親子。果たして、瀬戸内をわたる船の中で事件が起きるが――三カ月連続刊行スタート!
「日本に美術館を創りたい」。その夢を追いかけ、絵を一心に買い集めた男がいた。国立西洋美術館の礎“松方コレクション”誕生秘話。
刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。7人の人気作家が描く警察小説の最前線。
表の顔は腕の良い仕立屋、裏の顔は達人仕込みの剣術で悪を成敗する「地獄への案内人」。仕立屋お竜の活躍を描く痛快時代小説!
散歩の途中、質の悪い男ら相手に土下座する町人を見かけた清兵衛。町人は賭場で借金をつくり、女房と息子を巻き込んでの騒動に……。
元服の儀が済み林弥は当主となるが、義姉への想いは募る一方、兄の死の真相は闇のなかだ。そんな折、あの男が江戸から帰ってきた。
徳川秀忠の子として生まれながら生後すぐ養子に出され、生涯親子の名乗りをあげなかった初代会津藩主、保科正之の数奇な運命を描く。
「世を動かしたい」。唐を揺るがす未曾有の大乱によって大切な人を失った兄妹は、運命に抗うため過酷な戦へと身を投じる。
15歳の嶋はピアノ一筋の人生が暗転し家出をし、25歳のホスト、弥勒と出会う。それぞれに問題を抱える二人が織りなす胸アツ物語。
俳優志望だった著者が航空券を拾ったらモデル事務所に所属することに。名脇役松尾諭が書く波乱万丈の恋、そしてアメリカでの悲喜劇。
勘違いな人々、理不尽な出来事に途方に暮れつつも、ことわざを胸に刻み、今日も暢気に生きていく。親近感がわく爆笑必至のエッセイ。
50歳過ぎてのデビュー時に既に完成されていた“葉室史観”。敬慕され続ける作家を涵養した本、人との出会いが綴られたエッセイ集。
岩下壯一の弟子にして遠藤周作の師。カトリックの思想を日本に植え使徒としての生を切望した哲学者の論考・随筆・詩を精選して紹介。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。