『私の身体を生きる』(西加奈子 村田沙耶香 金原ひとみ 島本理生 藤野可織 鈴木涼美 千早茜 朝吹真理子 エリイ 能町みね子 李琴峰 山下紘加 鳥飼茜 柴崎友香 宇佐見りん 藤原麻里菜 児玉雨子)
電子書籍

私の身体を生きる

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2024年05月24日
ジャンル随筆・エッセイ
コード1639184800000000000C

17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ

17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ

私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。

著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。

自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。

目次

島本理生「Better late than never」

村田沙耶香「肉体が観た奇跡」

藤野可織「「妊娠」と過ごしてきた」

西加奈子「身体に関する宣言」

鈴木涼美「汚してみたくて仕方なかった」

金原ひとみ「胸を突き刺すピンクのクローン」

千早茜「私は小さくない」

朝吹真理子「てんでばらばら」

エリイ「両乳房を露出したまま過ごす」

能町みね子「敵としての身体」

李琴峰「愛おしき痛み」

山下紘加「肉体の尊厳」

鳥飼茜「ゲームプレーヤー、かく語りき」

柴崎友香「私と私の身体のだいたい五十年」

宇佐見りん「トイレとハムレット」

藤原麻里菜「捨てる部分がない」

児玉雨子「私の三分の一なる軛(くびき)」

担当編集者より

「私の身体を生きる」は文芸誌「文學界」で連載が始まったときから大きな話題になりました。女性/女性として生きる17人の書き手たちが、自らの身体をめぐるそれぞれの切実な体験を、ときにユーモラスに、ときに激しく書く。その言葉の熱量と真摯さに、多くの読者が打たれたのです。3年の連載期間を経て、この人気リレーエッセイがついに一冊にまとまることになりました。自分の身体というやっかいなものとどう付き合うか。本書に収められた17のエッセイの中に、そのヒントとなる文章がきっとあるはずです。

著者

西 加奈子

作家。1977年生まれ。『サラバ!』『わたしに会いたい』

村田 沙耶香

1979年千葉県生まれ。
2003年「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞し、デビュー。09年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、16年、「コンビニ人間」で芥川賞を受賞。著書に『丸の内魔法少女ミラクリーナ』などがある。

金原 ひとみ

作家。1983年生まれ。『蛇にピアス』『アンソーシャルディスタンス』

藤野 可織

作家。1980年生まれ。『爪と目』『青木きららのちょっとした冒険』

鈴木 涼美

作家。1983年生まれ。『ギフテッド』『YUKARI』

千早 茜

作家。1979年生まれ。『しろがねの葉』 『グリフィスの傷』

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朝吹 真理子

一九八四年東京都生まれ。二〇〇九年「流跡」を「新潮」に発表し、作家デビュー。一〇年、同作でBunkamuraドゥマゴ文学賞、一一年「きことわ」で芥川賞を受賞。著書に『TIMELESS』、エッセイ集『抽斗のなかの海』などがある。

エリイ

現代美術家。Chim↑Pom from Smappa! Group のメンバー。『はい、こんにちは』

能町 みね子

文筆家、 イラストレーター。1979年生まれ。『結婚の奴』 『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』

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李 琴峰

作家。1989年生まれ。 『彼岸花が咲く島』 『肉を脱ぐ』

山下 紘加

作家。1994年生まれ。『あくてえ』『煩悩』

鳥飼 茜

漫画家。1981年生まれ。『先生の白い嘘』『サターンリターン』

柴崎 友香

作家。1973年生まれ。 『春の庭』 『続きと始まり』

宇佐見 りん

作家。1999年生まれ。 『推し、燃ゆ』 『くるまの娘』

藤原 麻里菜

発明家、映像クリエーター、作家。1993年生まれ。

『考える術人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71』『無駄なマシーンを発明しよう! 独創性を育むはじめてのエンジニアリング』

児玉 雨子

作詞家、小説家。1993年生まれ。『誰にも奪われたくない/凸撃』

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