すべてのエンタメファンに送る、ノンストップ・バラエティ系・軽ミステリ!
バラエティプロデューサー・幸良涙花は、がけっぷち、である。
筋金入りのお笑いファンかつテレビっ子だが、不運体質(?)のせいか、失敗に失敗を重ね、会社からは「次がダメなら制作を外す」と告知されている。
進退をかけた「次」の番組は、その名も「ゴシップ人狼」。
出演者たちが持ち寄ったリアルゴシップについて語りながら、1人だけ紛れ込んでいる嘘つきを推理する、というトーク番組で、季節ごとの改変期に放送される人気特番だ。
マンネリ化する番組のテコ入れに、これを「生」で放送しろ、と上司は言うが、コンプラ的にも、事務所対応的にも無茶な企画。奮闘する幸良が、本番前に出会ったのは……
「大御所俳優・勇崎恭吾の死体」だった!
生放送まであと20分。幸良は特番を乗り切れるのか!? そして、この事件の犯人は?
現代バラエティを分析する目線の鋭さと、軽妙な会話の面白さ、そして”ゴシップ”の本質を衝く深度はピカイチ。一気読みできる超・エンタメ作品です!
1章:この番組には刺激の強い表現が含まれています。
2章:内容を一部変更してお送りします。
3章:個人の感想です。
4章:良い子は決して真似しないでください。
5章:気になる答えはCMのあと!
6章:ここでゲストから素敵なおしらせです!
7章:ご覧の犯人の提供でお送りしました。
1992年宮崎県生まれ。九州大学卒業。会社員。
2018年、第23回スニーカー大賞《秋》の優秀賞に選ばれ、文庫『1/2―デュアル― 死にすら値しない紅』を刊行。2023年、『 ノウイットオール あなただけが知っている』(「ノウイットオール」より改題)で、第30回松本清張賞を受賞し、単行本デビュー。
『なんで死体がスタジオに!?』が話題沸騰中の森バジルさん。「王様のブランチ」出演直前のバジルさんを控え室で直撃! 新刊のこと、テレビの思い出、いろいろとおうかがいしました。衝撃のデビュー作『ノウイットオール』もこの機会にぜひ!
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各界から反響続々!
(作家)
夢中で一冊読み終えました!
(大阪大学名誉教授)
ええ本、読みました。これはもう絶対に映画化してほしい
(ブックジャーナリスト)
この「ゴシップ人狼」はヤバくてエグい。
人を喰った展開に丸ごと呑みこまれる痛快さ。
問答無用、いま真っ先に読むべき物語だ!
(元書店員・エッセイスト・踊り子)
私は本作にあっさりと負けた。完敗である。
(作家)
番組の収録現場を目の当たりにしている気持ちで一気読みしました!