- 2024.06.27
- 特集
キーワードは「イースターカクタスの花言葉」!? 発売前から話題沸騰! 森バジルさん『なんで死体がスタジオに!?』書店員さんからのコメント、紹介してます! 第4弾
『なんで死体がスタジオに!?』(森 バジル)
ジャンル :
#エンタメ・ミステリ
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高坂書店社外相談役
井上哲也さん
読者を1ミリも退屈させないジェットコースターストーリーであり、個性的過ぎる幸良涙花や京極バンビ等の紡ぎ出すキャラミスとも言えるかも知れない。
鮮やかな伏線回収と劇的な結末は本格推理小説のそれであるが、作者の根底に流れるのは常に「読者をいかに楽しませようか」という献身的なサービス精神である。
読後感も胸熱のハートフル。
いや、もう多才過ぎるぜ、森バジル。
私見であるが、森バジル氏は、令和の『ユーモアミステリの旗手』だと思う。
昭和の赤川次郎、平成の東川篤哉、令和の森バジルと後世で語られるに違いない。
死体ハラスメントならぬ、笑い過ぎて、「下腹が痛い」です(笑)。
BOOKSえみたす ラスパ太田川店
森尾美智子さん
一気読みでした。
殺人事件が起きているのに、軽妙なやり取りで重くさせないまま、事件の真相に迫っていく中で、あれ? うぅん? これは? とちりばめられたパズルのピースをはめていく感覚がワクワクドキドキでした。
ひとりひとりのキャラもたっていて、脳内で映像化できてました。こういう読書って好きです。
イースターカクタスの花言葉、そうね、そうだよね、って胸が熱くなりました。
明林堂書店南宮崎店
河野邦広さん
バラエティ特番の生放送前、プロデューサー・幸良は焦っていた。大御所演者の一人がまだスタジオにあらわれない……この難局を乗り切るには……。
あのゲームになぞらえ虚構と真実が入り乱れ、さらに階層化する中で、記されていくのがお笑いまでも含んだ芸能人の本音と、過渡期すらも超えたとみなされがちなテレビというコンテンツの醜悪さにも見えかねない現状であるのが興味深い。
異様な状況の中での謎解きを楽しみながらも、予想を超えた着地点に驚きを覚える妙作。
未来屋書店武蔵狭山店
柴田路子さん
芸能界の裏、人間の黒い部分を、人狼ゲームによって暴かれる。
最後の最後にえ?!!
もう一度読みます。
HMV&BOOKS OKINAWA
中目太郎さん
いち視聴者としてテレビを見ているように、一瞬も目が離せない。出演者のトークスキルが高いなーと感心して、いやこれって小説だった、と思い直した。サスペンス的な始まり方から、しっかりと伏線を回収するミステリ的なラストまで、エンターテイメント性いっぱいの作品。
文真堂書店ビバモール本庄店
山本智子さん
死体がスタジオ内にあるのに、生放送のバラエティを決行する幸良Pの素晴らしさよ!
非常識さと面白さとミステリと、それぞれの立場と思惑が入り乱れ、まさに『なんで死体がスタジオに!?』状態(笑)。
これは文句なしの面白さ!!
人ってロクデナシもいるけれど、不器用なほど優しい人もいる。
世の中捨てたものではないと思える作品。
笑いながら泣けて、心満たされる作品です!!
蔦屋書店熊谷店
加藤京子さん
このお茶目さは、バラエティ番組そのもの。何故、このように無駄に明るい? 面白ければなんでも良いのか? と考えてはいけない。娯楽とは、頭ではなく感性の分野なのだから。とりあえず、この物語に身を委ねることから、始めてみよう。気軽に、気負わず、お茶の間感覚で!
紀伊國屋書店 エブリイ津高店
高見晴子さん
テレビ局内の仕事の風景が目に浮かぶようで、読みやすく、おもしろく、親しみやすかったです。
うさぎや TSUTAYA宇都宮テクノ店
太田貴美子さん
伝えられる事や目に見えるものだけが真実ではない。あふれた情報やSNSへの過剰反応など、画面の向こう側に囚われすぎないよう考えさせられました。各章のタイトルもテレビのテロップ風で興味を惹かれましたが、キャラクター目線で代わる代わる書かれた内容は理解しやすく、人狼ゲームを軸に進んでいくので、一緒に推理しながらラストまで一気に楽しめました。とっても良かったです!!
未来屋書店碑文谷店
福原夏菜美さん
芸能界ゴシップ×人狼×ミステリ。各章のタイトルからすでにワクワクが止まりませんでした。文句なしに面白かったです!