日本は進路を誤ったのか。戦前は「暗黒」だったのか。ワシントン体制から戦争責任まで、現在にまで尾をひく諸問題を徹底討論する
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「えっ、日本てアメリカと戦争したの? で、どっちが勝ったの?」。噂には聞いていたが、真顔で尋ねられたときは驚いた。かくいう団塊の世代人も、戦前についてはよく知らない。ワシントン体制から太平洋戦争まで、大激動の時代を、当代きっての研究家たちが徹底討論。「諸君!」二月号、三月号で好評を博した大座談会を一冊にまとめたもの。わかりやすくタメになる「戦前昭和史」の決定版だ。新学期をひかえて、あの女子学生にも読んでもらいたい!(AK)
昭和史研究家。1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。編集者時代の1972年に『死なう団事件』で作家デビューして以降、一貫して日本の近現代史を検証し続け、約5000人もの歴史の証人を取材してきた。2004年、昭和史研究の第一人者として第52回菊池寛賞を受賞。主な作品に『東條英機と天皇の時代』、『瀬島龍三参謀の昭和史』、『昭和史七つの謎』、『昭和陸軍の研究』、『あの戦争は何だったのか』などがある
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