人はどうして太ってしまうのか。そして、なぜ痩せられないのか。
それはあなたのせいではありません。知らず知らずのうちに、脳内が糖質に侵されて、「糖質中毒」になってしまったからです。だから、意思で痩せようなどとは思わないことです。それはムリです。では、どうすればいいのか。「中毒」になった脳を変えればいいのです。
本書は、糖質がどれだけ体に悪さを及ぼし、様々な病気の元となり、もちろん肥満を引き起こすそのメカニズムを詳述します。
そして、そこから脱却する効果てきめんの方法を伝授してくれます。(実は、リーサル・ウェポンがあるのです!)
その最終兵器を体験した体験談にもある通り、肥満からの脱却、そして糖尿病の改善は、まず間違いなく達成できます。
また、何を食べてよくて、絶対に食べたり飲んだりしてはいけないもの、さらにはどのような食べ方をすると効果があるかも細かくレクチャーしてくれます。
肥満と糖尿よ、さようなら。これであなたは救われるでしょう。
はじめに 気づかずに重症化しているあなたの「糖質中毒」
【第1章】 糖質、この必要にして害をなすもの
◎世界中で肥満者が激増しています
◎肥満も糖質中毒も持病であると知るべし
◎肥満になる原因は医者ですら理解していません
◎糖質とは何かを理解すれば簡単に体重を落とせます
◎野菜ジュースも体の中で悪さをします
◎自分の血糖値がどう変動しているかを知らないのは深刻な事態
◎炭水化物は砂糖の塊なのです
◎「かけ」や「もり」は危険、知識不足が糖質中毒を悪化させます
◎糖質の多量摂取はDNAに反しています
◎炭水化物と砂糖が脳に刻み込んだもの
◎食品メーカーは儲かり、脳は支配される
◎現代社会では中毒にならないほうが難しい
◎「脳の働きのために糖質を」というのは悪魔のウソです
【第2章】 糖質摂取、なぜ人はそれをやめられないのか
◎糖質は摂れば摂るほど渇望につながります
◎きっかけはふと手にした袋菓子から
◎「報酬系」……糖質中毒を起こすメカニズム
◎「キレる人々」も糖質がつくる
◎液体状の糖質は悪魔の食品です
◎糖質中毒は重大な健康被害を引き寄せます
◎あなたの中毒度はどの程度か
◎糖質があなたを太らせるーー肥満のメカニズム
◎脂肪は食べても太りません
◎炭水化物を食べている限りは痩せられない
◎糖質制限で筋肉が落ちるというのはウソです
◎男の肥満はとくに危ない、女性の痩せすぎも良くない
【第3章】 必ずできる糖質中毒の治し方《知識編》
◎肥満と糖質中毒の治療はほぼイコール
◎意志に頼ってもムリだから、行動変容が大事
◎ストレス社会では誰でも中毒になるという自覚を持つ
◎糖質中毒に陥る罠はそこかしこにあると知る
◎意志の力に頼ったら、良くない結果が見えています
◎知識を武器にすれば糖質中毒は必ず治ります
◎糖質中毒から抜ける食事法二つのポイント
◎血糖値を上げない食べ物とは
◎血糖値を上げない食べ方とは
◎炭水化物は単体で食べない
◎炭水化物を最後に食べる
◎糖質だらけの環境を変える
◎代替行為を活用する
◎ゲーム化して自分にご褒美を与える
◎主体的な発想でいることが大事です
◎「食べてすぐ」の運動で帳消しにする
◎悪性度の高い糖質に注意しましょう
◎アルコールは種類次第でまったく平気
【第4章】 糖質中毒治療は究極のダイエット《実践編》
◎どのくらい痩せればいいかの目安
◎科学的に取り組む二つのダイエット法
◎糖質摂取量を減らす方法
◎血糖値を低く抑える方法
◎毎日、朝食前に体重を量る
◎脳に逆らわない6つの食事法
◎リバウンドしてもまた出直そう
◎脳に勝った患者さんの例
◎痩せたら起きるプラスのことを考えよう
◎ご褒美と叱咤激励
【第5章】 糖質中毒とカラダの終わりなき戦い
◎「肥満は万病の元」を軽く考えてはいけません
◎ブドウ糖は血液も血管も悪くしてしまう
◎糖質過剰は糖尿病まっしぐら
◎糖尿病になったらあらゆる危機が身近に迫る
◎とくに怖い合併症はなにか
◎慢性腎臓病にかかっているのに見過ごされている
◎慢性腎臓病は隠れた死因の最たるもの
◎腎臓の治療にはとくに医者を選べ
◎透析から救う治療法
◎血圧を甘く見るな
◎内臓脂肪による炎症が全身に害をなす
◎糖質による病気や老化を防ぐために
あとがき
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