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第三の大国 インドの思考 激突する「一帯一路」と「インド太平洋」 笠井亮平

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2023年03月17日
ジャンル政治・経済・ビジネス
コード1666140100000000000J
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『第三の大国 インドの思考』(笠井亮平)
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第三の大国 インドの思考 激突する「一帯一路」と「インド太平洋」 笠井亮平

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2023年03月17日
ジャンル政治・経済・ビジネス
コード1666140100000000000J

キープレーヤーはインドだ

〝ポストGゼロ〟〝ポスト米中対立〟の「新グレートゲーム」のキープレーヤーとなるのはインド――。
2023年中に14億人を突破し人口世界第1位に躍り出るとされ、軍事費では現在世界第3位、きたる2047年に建国100年を迎えるインド。「米中に次ぐ第三の超大国」は、伝統的非同盟を堅持しつつ米中に対して自ら独立した〝局〟となる戦略的自立で存在感を増している。
ウクライナ侵攻をめぐる国連安保理でのロシア非難決議案採決を棄権し衝撃を与えたインド。そして各国による経済制裁のさなかにもロシアから石油を爆買いし、普通なら風当たりが強くなりそうなものだが、実際に起きたのは独自の立場を貫くインドへの主要国トップによる〝モディ詣で〟だった。
貿易協定、サプライチェーン、エネルギー、半導体、インフラ整備、感染症対策……。あらゆる分野で激しさを増す米中を軸とする覇権争いにおいて、中国主導のAIIB(アジア・インフラ投資銀行)にも非加盟で中国と距離を置きつつ、安全保障上はクアッド(日米豪印戦略対話)の枠組みにある日米とも是々非々の独自路線を採る。

インドと中国、インドとロシア、そしてインドと日米――。今まさに東半球を舞台に激突する「一帯一路」vs.「自由で開かれたインド太平洋」の2大経済圏構想。この〝新たなグレート・ゲーム〟の帰趨が21世紀後半のパラダイムを規定する。

著者

笠井 亮平

1976年愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。専門は日印関係史、南アジアの国際関係、インド・パキスタンの政治。在インド、中国、パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務後、横浜市立大学、駒澤大学などで非常勤講師を務める。著書に『第三の大国インドの思考激突する「一帯一路」と「インド太平洋」』『インパールの戦いほんとうに「愚戦」だったのか』(ともに文春新書)、『モディが変えるインド』(白水社)、『インドの食卓そこに「カレー」はない』(ハヤカワ新書)、訳書にS・ジャイシャンカル『インド外交の流儀』(白水社)などがある。

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