電子書籍

宗教を学べば経営がわかる

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2024年07月19日
ジャンルノンフィクション

ベストセラー著者の初対談

なぜ日本企業はイノベーションを起こせないのか?


宗教を理解すれば、ビジネスがより深く考えられる。

経営理論から読み解けば、宗教がわかりやすくなる。

変化が激しい時代だからこそ、ビジネスパースンにとって宗教を学ぶことが不可欠だ――。
博覧強記のジャーナリストと希代のの経営学者が初対談。
キリスト教やイスラム教から、トヨタやホンダ、イーロン・マスクまで。人や組織を動かす原理に迫る。


・歴史上最も成功した「組織」はキリスト教とイスラム教
・企業研修は、ミサや礼拝を見習うべし
・「お金のためじゃない」から資本主義社会で成功する
・イスラム教が「ティール組織」を作れる理由
・米大統領選をも左右する、アメリカ社会の根底にある宗教思想とは?

ビジネスパースンの課題は、宗教と経営理論で解決できます!

目次

本書を手に取った方へ 入山章栄
 宗教は経営であり、経営は宗教である
 宗教は経済・社会のオペレーティング・システムになっている
 池上さんとの対話だからこその成果
 宗教×経営の「掛け算」を楽しむ
第一章  トヨタはカトリック、ホンダはプロテスタント ~強い企業と宗教の類似性はセンスメイキングにある~ 
 解説 宗教と優れた企業経営は、本質が同じである 入山章栄
  本書全体でカギとなる経営理論「センスメイキング理論」
  ◎本書で学ぶ経営理論(1):センスメイキング理論
  リーダーが企業に腹落ちを浸透させるには
  ソニー平井氏は、現代のマルティン・ルター
  企業研修は、ミサや礼拝を見習うべし
  文章や絵の力を最大限に活用すべし
  あなたの会社はカトリック型か、プロテスタント型か
 対談 池上彰×入山章栄
  経営学は、人間と組織の学問
  「腹落ち」こそが人を動かす
  イスラム国の指導者が「カリフ」を名乗った理由
  テスラやスペースXは「イーロン・マスク教」
  「江副教」から脱したリクルート
  創業者を信じているホンダ、トップダウンのトヨタ
  ウクライナ戦争は子会社と孫会社の争い?
  ローマ教皇の人選はマーケット戦略
  プロテスタント型が生み出したホンダジェット

第二章 イノベーションのためには、宗教化が不可欠 
 解説 なぜ企業の宗教化がイノベーションを引き起こすのか
  イノベーションの基本理論が「両利きの経営」
  ◎本書で学ぶ経営理論(2):知の探索・知の進化の理論(両利きの経営理論)
  多くの企業が「知の深化」に偏りすぎている
  トップの任期の短さが足かせに
  ◎本書で学ぶ経営理論(3):レッドクイーン理論
 対談 池上彰×入山章栄
  ホンダやソニーは「知の探索」をしていた
  「知の探索」はコスパが悪い
  二番煎じをやりたがるテレビ局の「編成官僚」
  書店は「知の探索」にうってつけの場所
 「創造性は移動距離に比例する」
  これからの企業は「宗教化」する
  若者を集める宗教的ベンチャー企業

第三章 どんなビジネスも最初は「カルト」 
 解説 カルト宗教の行末は、ベンチャー企業の進化論に学べる 入山章栄
  チャーチ・セクト論
  ◎本書で学ぶ経営理論(4):エコロジーベースの進化理論
  ベンチャー成功のカギは、正当性(レジティマシー)獲得にある
  カルト・セクトの成長のカギも、正当性(レジティマシー)にある
 対談 池上彰×入山章栄
  キリスト教は「カルト」だった⁉
  組織は誕生したときがいちばんイノベーティブ
  創価学会の「座談会」は「QCサークル」
  高度成長期にフィットした「現世利益」
  過激派の政治的セクト、そして旧統一教会
  デジタル技術が生む「新しい宗教」

第四章 パーパス経営の時代こそ、プロテスタントの倫理が求められる 
 解説  ビジネスの行動原理は、宗教というOSで決まっている 入山章栄
  『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
 対談 池上彰✕入山章栄
  人間の行動原理は宗教というOSで決まる
  「お金のためじゃない」から成功する
  今も生きているプロテスタンティズムの精神
  キリスト教もイスラム教も利子は禁止⁉
  産業革命で大ブレイクした背景
  近江商人の「三方よし」はパーパス経営
  儲からないフリをする日本人
  「子ども銀行」運動が高度成長の原動力に
第五章 なぜイスラム教は「ティール組織」が作れるのか 
 解説 イスラム教こそ、次世代ビジネスの最強OSかもしれない 入山章栄
  イスラム教を理解する上で重要な「ティール組織」
  ◎本書で学ぶ経営理論(5):ティール組織とシェアード・リーダーシップ
  宗教の本質を理解する上で最重要な「常識の理論」
  ◎本書で学ぶ経営理論(6):社会学ベースの制度理論
  常識は幻想であり、衝突を生む
 対談 池上彰×入山章栄
  『コーラン』は翻訳してはいけない
  シーア派とスンニ派の違いとは
  『コーラン』の「多義性」がもたらすもの
  解釈をめぐって割れたソニー
  戒律に厳格な国と緩やかな国
  ユダヤ教徒との共通点も
  『聖書』は物語、『コーラン』は理念
  近代資本主義の一歩先を行く?
  「イスラム金融」は利子を取れない
  世界中で信者が増える理由
  「すべてを神に委ねよ」という安心感
  「常識の理論」でイスラムとの関係を考える
  「ティール組織」と相性がいいイスラム教
  ISはネットワーク型テロ組織
  組織を動かす力は時代によって変化する

第六章 アメリカ経済の強さも矛盾も、その理解には宗教が不可欠 
 解説 宗教と経営の学びあいは、さらに続く 入山章栄
  対談から得た学び
  「企業経営はさらに宗教化すべし」
 対談 池上彰×入山章栄
  個人主義でリスクを恐れず短期志向
  成功者は神に祝福されている
  救済が保証されないから、さらに努力する
  隣人愛の実践と「強欲資本主義」
  信心深さの原点は「リバイバル(信仰復興)」
  突然宗教に目覚めた「リボーン・クリスチャン」
  「神の国」であるがゆえの傲慢さ
  しがらみの強い組織で新しいものはできない
  全国一律への嫌悪感
  東海岸はチャーチ、西海岸はセクト
  「反知性主義」が生まれる理由
  「コロナは神からの罰だ」という福音派
  モルモン教徒はなぜ成功する?
  矛盾を抱えているからこそ強い

おわりに 池上彰 

初出・参考文献





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