幕末前夜、囲碁に果てしない大望を抱いた男がいた。「古今無双の名人になる」――この男、服部立徹(はっとり・りってつ)、幼名・吉之助(きちのすけ)こそ、後に「幻庵(げんなん)」と呼ばれ、囲碁史にその名を燦然と輝かせる風雲児だった。鎬を削るは、本因坊家の丈和(じょうわ)、安井家の桜井知達(さくらい・ちたつ)ら。囲碁の天才たちによる、触れれば血が噴き出るような熱き激闘、その歴史の幕が上がる!
プロローグ第一章 鬼因徹第二章 仙人の碁第三章 天才少年おもな囲碁用語
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著者の百田尚樹さんが、「デビュー以来ずっと書きたかった」と公言する、とっておきの歴史大河エンタメ小説が、ついに文庫になりました。三千年前に中国で生まれたとされる囲碁を、現在のような形に進化させたのは、江戸時代の日本人でした。徳川家康は碁を好み、当代有数の打ち手に扶持を与え、碁に精進するよう命じました。やがて、四つの家元が生まれます。主人公は、のちに囲碁四家の一つ、井上家の当主「幻庵因碩」となる少年・吉之助。少年はやがて、囲碁界最高権威「名人碁所」をめざし、「史上最強の名人になる」という大望を抱くようになります。そして、彼の前に立ちはだかる数多の天才たちとの激闘――。囲碁というと、とっつきにくいイメージがありますが、ご安心ください。担当も囲碁のことを何一つ知らずに読み始めましたが、まったく引っかかることなく、一気読みしました。天才たちのめくるめく戦いの物語として、そして主人公・幻庵という稀代の囲碁棋士の一代記として、百田さんらしい熱い物語世界に、どっぷり浸かってください。(担当KN)
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