苦難の人生を歩んだ丈和(じょうわ)はついに、家元四家の名門・本因坊家の当主の座を射止めた。一方、井上安節(いのうえ・あんせつ)と名を変えた立徹(りってつ)の前には、安井家の美しい娘・鉚(りゅう)が現れ、すっかり心奪われる――やがて井上家を継いだ安節は因碩(いんせき)を名乗り、丈和の名人就任を阻止すべく、師の因淑(いんしゅく)と驚愕の行動にうって出る。盤上、盤外の闘いが加速する!
第四章 桶狭間第五章 両国小町第六章 天保の内訌おもな囲碁用語
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著者の百田尚樹さんが、「デビュー以来ずっと書きたかった」と公言する、とっておきの歴史大河エンタメ小説が、ついに文庫になりました。三千年前に中国で生まれたとされる囲碁を、現在のような形に進化させたのは、江戸時代の日本人でした。徳川家康は碁を好み、当代有数の打ち手に扶持を与え、碁に精進するよう命じました。やがて、四つの家元が生まれます。主人公は、のちに囲碁四家の一つ、井上家の当主「幻庵因碩」となる少年・吉之助。少年はやがて、囲碁界最高権威「名人碁所」をめざし、「史上最強の名人になる」という大望を抱くようになります。そして、彼の前に立ちはだかる数多の天才たちとの激闘――。囲碁というと、とっつきにくいイメージがありますが、ご安心ください。担当も囲碁のことを何一つ知らずに読み始めましたが、まったく引っかかることなく、一気読みしました。天才たちのめくるめく戦いの物語として、そして主人公・幻庵という稀代の囲碁棋士の一代記として、百田さんらしい熱い物語世界に、どっぷり浸かってください。(担当KN)
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