作品
囲碁棋士の服部因淑は、幼い吉之助に出会い、そのヨミを認め、弟子にする。この童子こそ、後に「幻庵」と呼ばれる稀代の棋士だった。
吉之助は好敵手や愛しい女との出会いと別れを経て、井上家当主因碩となる。やがて「名人碁所」を巡る本因坊丈和との闘いが始まった。
「名人碁所」を巡る闘いの末、因碩は隠退を決意した。その後も因碩は名人を掴む機会を得るが、却って流浪の人生を歩むことになった。
幻庵因碩とライバルの本因坊丈和は碁界最高権威「名人碁所」の座を巡り激闘を繰り広げた。大反響の「週刊文春」連載、遂に書籍化。
いま、人工知能の世界にブレイクスルーが起きている。将棋界、囲碁界、そして人類の未来はどうなる?
「ニコニコ生放送」での対談を基に、週刊文春2016年4月28日号の掲載記事には収録しきれなかった二人の言葉を盛り込み再構成した、電子書籍オリジナルコンテンツ
週刊文春2015年1月1・8日号からスタートした最新作『幻庵』第一話を収録。さらに、なぜ囲碁を選んだのか? 今後の展開など「幻庵」の魅力を本人が語るインタビュー付。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。