単行本

谷から来た女 桜木紫乃

1,870 (税込)
発売日2024年06月10日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) タニカラキタオンナ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2024年06月10日
ISBN 978-4-16-391855-6
Cコード 0093
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単行本

谷から来た女 桜木紫乃

1,870 (税込)
発売日2024年06月10日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) タニカラキタオンナ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2024年06月10日
ISBN 978-4-16-391855-6
Cコード 0093

「わたしの背中、こわいですか」気高く生きる女との邂逅を描いた大人の物語

アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。
彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。
自分の気持ちに、傷ついてしまう――。
そして、彼女は去ってゆく。忘れられない言葉を残して。

桜木紫乃の真骨頂、
静かに刺してくる大人の物語。


(収録作)
「谷から来た女」…2021年。大学教授の滝沢は、テレビ局の番組審議会でミワと出会う。大人の恋愛を楽しむ二人だったが…。

「ひとり、そしてひとり」…2004年。アクセサリーショップとセクシーパブで働く千紗は、夜のすすきのでデザイン学校の同期・ミワと再会する。

「誘う花」…1999年。教育通信の記者・譲司は、取材で出会ったミワの弟・トクシがいじめられていることに気づく。

「無事に、行きなさい」…2015年。レストランシェフの倫彦は、ミワとの将来を信じながらも、どこか遠さを感じている。

「谷へゆく女」…1982年。母を亡くした中川時江は、高校卒業と同時に、文通相手の赤城礼良を頼って北海道へ向かう。

「谷で生まれた女」…2023年。北海道テレビプロデューサーの久志木は、ミワのドキュメンタリーを撮影するが…。


【本の話🎙ポッドキャスト】

【オールの小部屋】桜木紫乃、新刊『谷から来た女』を語る

オール讀物に連載された桜木紫乃さんの『⁠谷から来た女⁠』がついに発売されました。旧知の担当編集を相手に、女傑サクラギ、新刊への思いを語り尽くします。今回の新刊、発想の原点はデビュー作の『⁠氷平線⁠』執筆時にまでさかのぼるそうで、いわば20年の歳月を投じた渾身の書。サクラギさんの抱腹絶倒トークをお楽しみください。

著者

桜木 紫乃

一九六五年、北海道生まれ。


二〇〇二年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞、〇七年『氷平線』を刊行。一三年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、同年『ホテルロヤル』で直木賞、二〇年『家族じまい』で中央公論文芸賞を受賞。『起 タミナル終点駅』『蛇行する月』『ブルス』『それを愛とは呼ばず』『砂上』『孤蝶の城』など著書多数。


近著に『ヒロイン』『彼女たち』(写真中川正子)がある。

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