黄金の烏

1,650 (税込)
発売日2014年07月23日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) キンノカラス
ページ数 352ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製カバー装
初版奥付日 2014年07月20日
ISBN 978-4-16-390095-7
Cコード 0093

人喰い大猿が出現! 烏の世界に危機が迫る

八咫烏が支配する世界〈山内〉を揺るがす危険な薬と人喰い大猿。
故郷の危機に敢然と立ち向かう世継ぎの若宮と元近習・雪哉は危険を顧みず――。

2012年『烏に単は似合わない』で、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞した阿部智里。翌年に受賞作と対をなす『烏は主を選ばない』を上梓。人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界〈山内〉を舞台に、次の統治者である日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫君たちを巻き込んだ権力争いを波乱万丈に描ききった。本作『黄金(きん)の烏』もやはり山内を舞台にした、壮大な和製ファンタジー。しかし宮中を飛び出し、そのスケール感は飛躍的にアップした。
物語は世継ぎの若宮と、郷長のぼんくら(とされる)次男坊が、危険な薬〈仙人蓋〉の探索にでかけるところからはじまる。不穏な気配を漂わせた旅先で、何と彼らが出会ったのは、人を喰らう大猿だった! 壊滅した村の中でたったひとり残されたのは、謎の少女・小梅。――いったい僕らの故郷で、なにが起こっているのだろう?
山内の危機に際し、若き主従は自らの危険を顧みず、事件のヒントを持つと思われる暗黒街の支配者のもとに出向く。そこで雪哉に課されたのは、未知の隧道の先にある物を持ち運ぶことだった。深い暗闇の底での冒険の末、雪哉が見たものとは?
スペクタクル満載の本作は三部作の最高傑作にして、新たな展開をも予感させる意欲的な書き下ろし大作。「世界に通じるファンタジー作家」を目指す、阿部智里の才能にますます心奪われる一冊となっている。

目次

用語解説 4
人物相関図 5
大山大綱 6

序章 8
第一章 垂水郷 16
第二章 少女 73
第三章 藤の矢 136
第四章 深層 190
第五章 涸れ井戸 251
第六章 不知火 319

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担当編集者より

二年前、史上最年少の若さで松本清張賞を受賞した阿部智里さん。受賞作『烏に単は似合わない』(文庫も絶好調!)、第二作『烏は主を選ばない』に続き、本作も八咫烏の支配する世界・山内を舞台にした壮大な和製ファンタジーです。主人公の日嗣の御子こと若宮と、一見ぼんくら少年の雪哉が、危険な薬〈仙人蓋〉の行方を追う先に、現れたのは何と人を喰う大猿! 壊滅した村にはたった一人の生き残りの少女が――若き主従が敢然と世界の危機に立ち向かう物語は、スペクタクルに満ちた書き下ろし大作です。(M・K)

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