書名(カナ) | ジュウニニンノシニタイコドモタチ |
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ページ数 | 408ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2016年10月15日 |
ISBN | 978-4-16-390541-9 |
Cコード | 0093 |
『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を経て、冲方丁がデビュー20年目にはじめて書く現代長編ミステリー!
廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫をあけると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にとり、「集いの場」へおもむく決まりだった。
初対面同士の子どもたちの目的は、みなで安楽死をすること。十二人が集まり、すんなり「実行」できるはずだった。しかし、「集いの場」に用意されていたベッドには、すでに一人の少年が横たわっていた――。
彼は一体誰なのか。自殺か、他殺か。このまま「実行」してもよいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、子どもたちは多数決を取る。不測の事態を前に、議論し、互いを観察し、状況から謎を推理していく。彼らが辿り着く結論は。そして、この集いの本当の目的は――。
性格も価値観も育った環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。俊英・冲方丁が描く、思春期の煌めきと切なさが詰まった傑作。
第一章 十二人の集い
一 集合場所
二 集合
三 12対0
四 11対1
五 10対2
第二章 投票
一 疑惑
二 9対3
三 車椅子
四 スニーカー
第三章 テスト
一 屋上
二 6対5(不明1)
三 マスクと帽子
四 5対6
第四章 告白
一 4対7
二 動機
三 3対8
四 ドア
第五章 最後の時間
一 3対9
二 推理
三 時間
四 0対12
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