十二人の死にたい子どもたち 冲方丁

1,705 (税込)
発売日2016年10月15日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ジュウニニンノシニタイコドモタチ
ページ数 408ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2016年10月15日
ISBN 978-4-16-390541-9
Cコード 0093
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十二人の死にたい子どもたち 冲方丁

1,705 (税込)
発売日2016年10月15日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ジュウニニンノシニタイコドモタチ
ページ数 408ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2016年10月15日
ISBN 978-4-16-390541-9
Cコード 0093

ベストセラー作家、初の現代ミステリー長編!

『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』を経て、冲方丁がデビュー20年目にはじめて書く現代長編ミステリー!

廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫をあけると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にとり、「集いの場」へおもむく決まりだった。
初対面同士の子どもたちの目的は、みなで安楽死をすること。十二人が集まり、すんなり「実行」できるはずだった。しかし、「集いの場」に用意されていたベッドには、すでに一人の少年が横たわっていた――。
彼は一体誰なのか。自殺か、他殺か。このまま「実行」してもよいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、子どもたちは多数決を取る。不測の事態を前に、議論し、互いを観察し、状況から謎を推理していく。彼らが辿り着く結論は。そして、この集いの本当の目的は――。

性格も価値観も育った環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。俊英・冲方丁が描く、思春期の煌めきと切なさが詰まった傑作。

目次

第一章 十二人の集い
一 集合場所
二 集合
三 12対0
四 11対1
五 10対2

第二章 投票
一 疑惑
二 9対3
三 車椅子
四 スニーカー

第三章 テスト
一 屋上
二 6対5(不明1)
三 マスクと帽子
四 5対6

第四章 告白
一 4対7
二 動機
三 3対8
四 ドア

第五章 最後の時間
一 3対9
二 推理
三 時間
四 0対12

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担当編集者より

十代の十二人が、安楽死のために集まる――
そのセンセーショナルな会は、思いもよらぬ闖入者によって「議論」の場に変わります。
十二人の個性がぶつかり合い、そこから生まれる価値観の変化、または変わらなさ。子どもたちが自分を語り、そして他者と出会うことの豊かさに、圧倒されます。
構想から奇しくも十二年。タイトルも最初から決まっていたというこの作品、冲方さんが「いまだからこそ書けた」という言葉が示す通りの、傑作になりました。

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