作品紹介

ガンの病床で作ったのも、俳句でした。

俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話に
あの人との逸話まで――縦横無尽に綴った仰天エッセイ!

リンパがんのステージⅢと診断され、ほとんどの連載もお休みに。
そんな中で綴ったのは、長年秘かに続けていた俳句について。
「俳句の季語は縄文である」と語る夢枕獏が、ずっと考えてきたこと、
今書いておきたいことを詰め込んだ“夢枕節”炸裂の闘病×俳句(⁉)エッセイ。

【目次】
第一回  真壁雲斎が歳下になっちゃった         
第二回  尻の毛まで見せる
第三回  オレ、ガンだからって、ズルくね
第四回  「おおかみに螢が一つ――」考
第五回  翁の周辺には古代の神々が棲む
第六回  すみません、寂聴さん書いちゃいました
最終回  幻句のことをようやく
補遺   野田さん
あとがき 言葉の力・そしてあれこれ

担当編集者より
夢枕さんから「体調が悪いので連載を休ませてほしい」と編集部にお電話をいただいたのは2021年3月のことでした。その後に出た検査結果は悪性リンパ腫のステージⅢ。抗がん剤治療を行うため「陰陽師」もしばらくお休みすることに。そんな中、「入院中に作った俳句のことを書かせて下さい」とお話をいただいて始まったのが、この「仰天・俳句噺」でした。

抗がん剤にご体調が左右される中で、文体に異様なアクセルがかかっている時もあれば、ままならない自身の身体に弱気が覗くことも……。それらもすべて曝け出す覚悟で綴られたこの連載のことを、夢枕さんは「30年ぶりの“仰天文体”だ!」と仰います(『仰天・プロレス和歌集』『仰天・文壇和歌集』を懐かしく思い出した方は本書をぜひ)。
がん寛解の知らせをいただいた時は本当にほっとしました。その時の夢枕さんの心情も、連載でリアルタイムに綴られています。
夢枕獏はなぜ俳句に行きついたのか。「季語は縄文である」とはどういうことか。仏教、ヒマラヤ、プロレスに、懐かしいあの人のこと――。“作家・夢枕獏”がいま感じていること、これまで考えてきたことを丸ごと覗くような一冊になりました。

目次
第一回  真壁雲斎が歳下になっちゃった         
第二回  尻の毛まで見せる
第三回  オレ、ガンだからって、ズルくね
第四回  「おおかみに螢が一つ――」考
第五回  翁の周辺には古代の神々が棲む
第六回  すみません、寂聴さん書いちゃいました
最終回  幻句のことをようやく
補遺   野田さん
あとがき 言葉の力・そしてあれこれ
商品情報
書名(カナ) ギョウテン ハイクバナシ
ページ数 352ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2022年06月30日
ISBN 978-4-16-391556-2
Cコード 0095

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