単行本

播磨国妖綺譚 伊佐々王の記 上田早夕里

1,980 (税込)
発売日2023年12月08日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) ハリマノクニヨウキタン イザサオウノキ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製
初版奥付日 2023年12月10日
ISBN 978-4-16-391786-3
Cコード 0093
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播磨国妖綺譚 伊佐々王の記 上田早夕里

1,980 (税込)
発売日2023年12月08日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) ハリマノクニヨウキタン イザサオウノキ
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 四六判 小口折 並製
初版奥付日 2023年12月10日
ISBN 978-4-16-391786-3
Cコード 0093

播磨国に伝わる巨鹿の怪に、陰陽師兄弟が挑む!

舞台は室町、播磨の国。
律秀・呂秀の兄弟は、庶民を相手に、病者を診て、薬を方じ、祈禱によって物の怪や禍を退ける法師陰陽師である。

彼らはある日、地元の農民から相談を受ける。曰く、「川で砂鉄を拾っていると、皆が一斉に転ばされるのです」。
兄弟が川へ入ると、向こう岸に見えたのは怒れる坊主たちの姿だった……⁉

徐々に明らかになるのは、裏で糸を引く「蒲生醍醐」なるはぐれ陰陽師の存在。
彼は人間に恨みを持つ山河の生き物に術をかけ、人間たちを襲わせていたのだ。
さらに、播磨国に伝わる巨鹿の妖怪・伊佐々王を復活させ、さらなる大混乱を起こそうとしていた――。

蒲生醍醐の正体とは? そして、式神・あきつ鬼の前世とは何なのか?

担当編集者より

SF×歴史の名手である上田さん。
第1弾の心温まるファンタジー要素を残しつつ、今作には、播磨国の史実に基づく本格歴史作品の味わいもプラスされました。
自然破壊の走りともいえる出来事に向き合い、山の生き物たちとの共存のため、もがく人々を活写する上田さんの目線は、現代人にも刺さること間違いなしです。

著者

上田 早夕里

兵庫県出身。二〇〇三年『火星ダーク・バラード』で第四回小松左京賞を受賞し、デビュー。二〇一一年『華竜の宮』で第三十二回日本SF大賞を受賞。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『破滅の王』『リラと戦禍の風』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚あきつ鬼の記』など著書多数。二〇二三年『上海灯蛾』で第十二回日本歴史時代作家協会賞・作品賞を受賞。

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