単行本

絵ことば又兵衛 谷津矢車

1,925 (税込)
発売日2020年09月30日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) エコトバマタベエ
ページ数 328ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2020年09月30日
ISBN 978-4-16-391262-2
Cコード 0093
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絵ことば又兵衛 谷津矢車

1,925 (税込)
発売日2020年09月30日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(カナ) エコトバマタベエ
ページ数 328ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2020年09月30日
ISBN 978-4-16-391262-2
Cコード 0093

江戸絵画で注目の絵師・岩佐又兵衛を気鋭の著者が描く!

母のお葉とともに暮らす又兵衛は、寺の下働きをしていたが、生来、吃音が激しく、ままならぬ日常を送っていた。そんなある日、寺の襖絵を描きに来た絵師・土佐光吉と出会い、絵を描く喜びを知る。
その後、自分の出自を知らぬ又兵衛は何者かに追われ京に移るが、新たに狩野派で学ぶ機会を得て、兄弟子でもあり師ともいえる狩野内膳と出会い、更なる絵の研鑽を積む。しかしある日、何者かに母を殺される。

その後もなんとか絵の道で生きていた又兵衛だったが、じつは自分の父は荒木村重であること、母だと思っていたお葉はもともと乳母で、しかも彼女を殺した首謀者が村重だったことを知る。

母を想い、父を恨み、人と関わることも不得手な又兵衛にあるのは、絵だけだった――。

最近の学説では「浮世絵の祖」といわれ、また「奇想の絵師」のひとりとして江戸絵画で注目の絵師を正面から描く、力作長編。

著者

谷津 矢車

1986年、東京都生まれ。2012年に『蒲生の記』で歴史群像大賞の優秀賞を受賞。翌年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。
18年に『おもちゃ絵芳藤』で歴史時代作家クラブ賞の作品賞を受賞。他の作品に『廉太郎ノオト』『吉宗の星』『ええじゃないか』『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』『二月二十六日のサクリファイス』など。

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