書名(カナ) | トウジョウヒデキ ドクサイシャヲエンジタオトコ |
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ページ数 | 384ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2020年07月20日 |
ISBN | 978-4-16-661273-4 |
Cコード | 0295 |
敗戦の責任を一身に背負わされた東條英機。しかし、その実像は、意外に知られていない。日本の航空事情を知り尽くし、メディアを使った国民動員を実践した宰相は、なぜ敗れ去ったのか。「総力戦指導者」としての東條を再検証する。
「東條は軍人、戦争指導者として1930年代以降、航空戦と総力戦を相当に重視し、それを国民に語りかけてもいた。東條の行動の背後には、彼なりの戦争指導者としての自己意識や使命感があったのである。「総力戦」指導者としての東條の実像を、その発言や行動に基づき明らかにすることが、本書の目的である。(「はじめに」より)
本書の内容
・永田鉄山の側近にして、最も有望視された後継者
・軍内部の派閥抗争で頭角を現す
・初代陸軍航空総監部としての活動
・陸軍の「総力戦」思想を受け継ぐ
・陸軍大臣から首相へ。いかにして東條は「選ばれた」のか
・本気でアメリカと開戦する気はあったのか
・私服で配給に並び国民と対話する「庶民派」になった理由
・首相、陸相、参謀総長、軍需相などの兼務を繰り返す必要があったのか
・海軍との激しい「物資」の奪い合い
・航空戦の重視と日本の生産力の実情
・なぜ、戦時下の東條批判を許さなかったのか
・首相としてはじめて行った外遊
・東京裁判という舞台で、一世一代の「演技」
批判にも礼賛にも偏ることなく、
史料と証言に基づいた東條英機の姿を描く。
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