司馬遼太郎は歴史を俯瞰して眺める。それは山崎正和のいうように、歴史を「現代の立場から裁く」ためではなく、歴史の立場から「現代を裁く」ためでもない。司馬遼太郎の言葉を借りれば「”完結した人生”をみることがおもしろい」からである。しかし「完結した人生」は誰にとっても他人ごとではない。ときに、あるいはしばしば書き手は辛いのである(解説・解題 関川夏央より)。
個の認識と免疫学にはじまり、文明の未来、国家と個人など浩視野で人間をみつめる5人との対話を収録。
目次
人類を救うのはアフリカ人 今西錦司
”あっけらかん民族”の強さ 犬養道子
政治の”教科書”はない 高坂正堯
人間について 山村雄一
生と死のこと
宗教を考える
国家と人間集団
日本人の内と外 山崎正和
日本の性格
都と鄙の文化
「関西人」という生きかた 解説・解題 関川夏央
書名(カナ) | ニンゲンニツイテ シバリョウタロウタイワセンシュウ ナナ |
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ページ数 | 352ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2006年09月10日 |
ISBN | 978-4-16-766327-8 |
Cコード | 0195 |
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