作品紹介

彦根藩の勘定方・三浦芳之助が斬られた。殺したのは三浦の若妻・三千代に惚れていた御目付方・近藤虎次郎らしい。近藤は逃亡し、藩庁から三千代へは実家へ戻るようとの沙汰があった。おさまらぬ三千代は、仇討ちのため故郷をあとにする。家人の井上忠八が彼女に付き従った。だが、道中、三千代はならず者の浪人らに襲われそうになる。危機を救ってくれたのは、堀本伯道と名乗る謎めいた老人だった。井上ともはぐれ、堀本伯道の知人に付き添われ三千代は江戸に着いた。職人の家で奉公しながら、ようやく、いくらか平穏な日々が訪れる。仇討ちを忘れたわけではないが、夢に何度も出てくるのは、亡き夫ではなく、堀本伯道であった。美しくしなやかな武家の女の数奇な運命を描く傑作長編。

おすすめ記事

※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より
「女を主人公にした時代小説の長篇を書くのは、今度が、はじめてである」(「サンケイ新聞」昭和五十三年五月四日)。小説連載開始にあたっての作者の言葉です。旧版で四十以上の刷を重ねた好編が、安里英晴さんの素晴らしい画で新装版となりました。ヒロイン・三千代は新婚の夫を斬殺され、仇を討つため下手人を追い、藩に無断で彦根を出奔、江戸に向かいます。「敵憎し」の一念でしたが、様々な男との出会いが彼女を変えていきます。どこに連れていかれるのか全く読めぬストーリー展開に身を委ねてみてください。
商品情報
書名(カナ) タビジ ジョウ
ページ数 320ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2021年01月10日
ISBN 978-4-16-791631-2
Cコード 0193

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、https://www.bunshun.co.jp/contact/ から各部門にお送りください。

感想を書く
 

メディア関係者、図書館の皆様へ

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

https://www.bunshun.co.jp/contact/

映画・テレビ化情報一覧を見る